音声解説はこちらをどうぞ。
海外事業部ってきくと皆さんどんなイメージですか?
- 敷居が高い、
- エリート集団の集まり、
- 英語やその他外国語はペラペラ。
といった印象をお持ちではないでしょうか。
しかし、必ずしもそうではありません(少なくとも、わたしがいる日系企業はそうです)。
希望すればすぐにいけるところでもありませんが、努力すればいけます!
わたしはこんな人間ですが、それでも異動することができました。
海外事業部は同じ企業の国内部署で働くのとは全く違います
海外事業部での仕事が同社国内部署での仕事と異なる理由は以下の4点。
GOOD
-
数少ないスペシャリスト職として働くことができる、
-
手取り収入が増える、
-
出会う人の幅が広い、
-
海外の色々な国に行くことができる。
数少ないスペシャリスト職として働くことができる
今の仕事のタイプは以下の3つに分類されます。
仕事人のタイプ
-
マック型、
-
スペシャリスト型、
-
芸術家型。
マック型というのは、マニュアルやルールに則り、淡々と業務をこなす仕事。総務など事務系に多いですね。
一方、スペシャリスト型というのは、技術職に多い働き方です。自分の専門分野を突き進んでいくかたちです。
芸術家型は、その名の通り芸術家タイプ。スポーツ選手や芸能人がそれに該当し、サラリーマンではないので、説明は省きます。
となると、日本のサラリーマンはマック型、スペシャリスト型の2種類がほとんど全てです。
しかも、どちらかというとマック型が多いです。
技術職といっても、入社から同じ仕事をずっとできるわけではなく、会社の都合で他部署に異動させられ、場合によってはマック型への転向も指示されます。
では、なぜ海外事業部は違うのか。
海外での仕事は1つが長いのが要因
海外事業部での仕事はスペシャリスト型がほとんどです。
その要因として、プロジェクト1つが日本のそれより長いことが上げられます。
数年かかるのが当たり前で、長いものになれば10年を超えるものまであります。
そんな長いプロジェクトに関わるメンバー(プロジェクト推進や現地での業務、バックオフィスでの支援)を数年の単位で異動させていては、予定している工期で終わらせることが困難になります。
また、国によってルールや文化が異なるため、海外事業部内でのメンバー交代もできません。
なので、プロジェクトに同じメンバーで完了まで行う。そんなスペシャリスト型のスタイルをとっています。
その他に、海外では欧米系の働き方であるスペシャリスト型が主流であることも要因として上げられます。
マック型はAIに淘汰されていく
一方のマック型の仕事ですが、今後はAIに代わっていくことが予想されています。
マニュアル通りにこなすのであれば、人間がやる必要がないというわけです。
トラック運転手やレジ打ちなどは今後10年以内になくなってしまうとも言われていますね。
また、日本の「ジェネラリスト」を作る働き方もその会社でしか通用しなくなってしまいますので、リストラを受けたときなど、会社を去らなければならなくなったときに、再就職が難しくなってしまいます。
手取り収入が増える
敢えて収入ではなく、手取り収入と書かせてもらっています。それはなぜかというと、
- 海外出張(勤務)手当で収入が増える、
- 現地での生活によって生活費が下がる(地域格差あり)、
- 結果手取り収入が増える。
ということになります。
普段の給料に加えて、海外出張ごとに出張手当が出ますし、駐在になれば、出張手当をゆうに超える海外勤務手当がつきます。
この2つはホントに大きいです。とくに、若いうちは給料が少ないので、年収に占める手当が大きくなります。わたしも年収が約1.4倍になりました。
そして、現地での生活は日本のそれと比べると格段に下がります。そのダブルパンチで手取り収入がガツンと増えました。
おかげで、しっかり蓄財ができており、毎月の投資資金に活用しています。
投資状況は本ブログでも紹介しています。
収支は172万円の含み益まずは、わたしの口座から。ティッカー評価額(円)構成比率(%)税引後配当金(USD)GOLD5,9670.09—HDV2,404,10137.18—SPYD2,745,961...
出会う人の幅が広い
海外では、そりゃもう違う考え方の人だらけです。
「なんでそういう発想になる??」なんて、耳を疑いたくなるように状況は多々あります。
エジプトでも日常茶飯事です。そんなエジプト人の性格については、こちらで紹介していますので、合わせてどうぞ。
読んでほしい方エジプトに興味がある、エジプトへ行く予定がある、エジプト人の国民性に興味がある人。国が変われば、その国で住む人の国民性も変わります。 ”日本人は勤勉”、とよく言われますね。 では、エジプ...
海外の色々な国に行くことができる
海外旅行好きな人には、一番のメリットではないでしょうか。
わたしもそれを目当てに海外事業部を目指したうちのひとり。
実際に配属になってわかったことですが、わたしの会社では、仕事柄途上国へいくことがほとんど。
所属して5年目になりますが、先進国は昨年2月にシンガポールに行ったのみです。
しかも、プロジェクト入りしてしまうと、同じ国にしか行かなくなってしまいます。
なので、好きなところに行けるとは限りません。
わたしの場合は、説明するまでもありませんがほぼエジプト、希望も乾ききってしまいましたww
仕事をするならスペシャリストを目指そう!
今までは新卒ではいった会社に定年まで働く、というスタイルが当たり前でした。
しかし、その状況にも変化が現れてきています。
であれば、今のうちにできることをやっていきましょう。
なかなか転職に踏ん切りがつかないのであれば、今いる会社でスペシャリストを目指す、それが最もリスクが少ない選択です。
ちょうど年度末の時期。業績評定の自己評価に合わせて、希望部署を伝えてみるのも1案ですよ。
ただ、大企業で働くことも良いですが、くれぐれも盲信しないように。わたしはそれをしてかなりの損をしています。
大企業の福利厚生が最強だと思っていたけど実はそうでなかった【井の中の蛙】
今日は会社の福利厚生の話。 正直、この話はあまりしたくないんですよね。だって、自分の汚点をさらすことになるわけですから。 いかに昔、人任せにしていたのかがバレてしまいますので、、、 でも、やりますよ...
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
Have a lovely evening!!
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