胃カメラという名の年中行事

胃カメラという名の年中行事

大人になってから毎年必ず巡ってくる不快な儀式。

 

それは、胃カメラ検査です。

 

かつての健康診断は、ほぼ通過儀礼のようなもので、特に何も苦痛はありませんでした。

 

せいぜい血液検査くらいでしょうか。

 

私は針が苦手で注射が大嫌いです。

 

あの針が刺さる瞬間のチクッとする感覚がどうしても苦手で、生まれてから一度も直視したことがありません。

 

検査前日の準備と覚悟

胃カメラの日の前日は、ありがたいことにリモートワークでした。

 

21時の食事制限時間までに夕飯をしっかり済ませ、準備は完璧。

 

当日の朝一番で予約を取って病院へ向かうと、週末ということもあり、受付は健康診断の人で大混雑でした。

 

20分ほど待たされて、ついに健康診断がスタートです。

 

やつがやってくる…

胃カメラ問診、身長・体重測定、血液検査を終えた後、「次は胃カメラですね〜。こちらへどうぞ〜。」と看護師の優しい声が響きます。

 

しかし、その声とは裏腹に緊張感は最高潮です。

 

これが人生で3度目の胃カメラ。

 

手順は覚えているけれど、慣れることはありません。

 

苦難の始まり

まずは気道を確保する薬剤が鼻に注入されます。

 

鼻水のようなものが両鼻に押し込まれ、口に回ると独特な苦味が襲ってきます。

 

ここから検査の辛いスタートです。

 

次に胃を綺麗にするための薬を一杯分飲む必要があります。

 

これを飲むと、痰を飲み込めなくなり、大人として何とも情けない状態になってしまいます。

 

さらに麻酔が鼻に注入され、強烈な苦味が口に広がります。

 

ついに胃カメラ本番

準備が整ったら、手術室のような部屋に通され、ベッドに横になります。

 

ベッドがせり上がり、部屋の照明が暗くなると、いよいよ胃カメラが鼻から挿入。

 

カメラが泡を洗い流しながら食道から胃、十二指腸へと進んでいきます。

 

内部に異常がないかを調べる時間はわずか5分ほどです。

 

とはいえ、体感的にはどこまでも長く感じられます。

 

ジェットコースターに乗るくらいの短時間なのに、ものすごくしんどいです。

 

未来に思うこと

正直、もうやりたくはないです。

 

しかし、バリウム検査はもっと嫌ですし、口からの胃カメラも試したことがないので挑戦する勇気はありません。

 

検査を受けない選択肢も頭をよぎりますが、それはきっと将来後悔することになるでしょう。

 

だからこそ年に1回、この不快な試練を乗り越えるしかないのです。

 

その分、健康を守り、人生をしっかり楽しむために、こうして今年もまた、あの試練を無事に終えました。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

Have a lovely evening!!

 

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健康だからできること、逆に健康を損ねることをやっても、早期発見で大事には至らないようにする。人生を後悔しないための、わたしなりの方法です。

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