【エジプト完全マニュアル】元在住者が2年半の体験を凝縮。旅行と暮らしの全知識

【エジプト完全マニュアル】元在住者が2年半の体験を凝縮。旅行と暮らしの全知識

通常の旅行ガイドブックは、もう必要ありません。

 

これは、わたしがエジプトで2年半「暮らし」、その肌で感じた文化、驚き、危険、そして笑いを、余すところなく詰め込んだ「究極の体験的ガイド」です。

 

一般的な旅行の準備から、現地でのリアルな生活、そしてガイドブックには絶対に載っていない、奇妙で愛すべきエジプトの素顔まで。

 

これを読めば、あなたのエジプトへの理解度は、他の旅行者とは比較にならないレベルに達するでしょう。

 

わたしの2年半の全てを、あなたに捧げます。

 

【第一部】サバイバルキット編 — 旅の前に知るべき、最低限の知識

まずは、エジプトの地に降り立つ前に、必ず知っておくべき基本的な情報から。

 

これを押さえておけば、最初のトラブルは回避できます。

 

基本情報:時差、週末、コンセントなど

エジプトの公用語はアラビア語、日本との時差は-7時間、週末は金・土曜日です。

 

コンセントはCタイプ(220V/50Hz)なので、日本の電化製品には変換プラグが必須。

 

断水や停電も、月に一度は経験するでしょう。

 

通貨と両替:日本円はNG。「米ドル」を準備せよ

日本でエジプトポンドへの両替はできません。

 

現地での両替レートが良い「米ドル(USD)」を準備していくのが鉄則。

 

現地では、50エジプトポンド紙幣と50ピアストル紙幣(価値は100倍違う!)をすり替えられることもあるので、慣れないうちはクレジットカード(VISAかMaster)をメインに使いましょう。

 

入国:パスポートと「25ドル」を握りしめよ

入国には、残存有効期間6ヶ月以上のパスポートと、アライバルビザ取得のための現金25米ドルが必須です。

 

お釣りは出ないので、ピッタリの金額を準備してください。

 

物価:日本の約半分。でも輸入品は高い

現地の給与水準が日本の約1/10なので、基本的に物価は安いです。

 

しかし、輸入品は日本より高いことも。

 

わたしも、値段を見ずに買った輸入マンゴーが1玉1,000円近くて驚愕したことがあります。

 

【第二部】取扱説明書編 — エジプトという国と、その人々

次に、エジプトという国と、そこに住む人々を理解するための「取扱説明書」です。

 

各章、より詳しい解説記事へのリンクも貼っておきます。

 

国民性:彼らのOS「IBM」を理解せよ

時間にルーズ、口約束は守らない…。

 

そんなエジプト人の行動にイライラするのは、彼らの「IBM」を知らないからです。

 

全ての鍵を握る「インシャアッラー」「ボクラ」「マーレーシュ」という3つの言葉の意味とは?

 

これを理解すれば、あなたのストレスは驚くほど軽くなります。

 

▶︎ もっと詳しく:【エジプト人攻略マニュアル】の記事へ

 

文化・宗教:日常は「イスラム教」でできている

  • なぜ週末は金土なのか?
  • 奥さんは4人までOKなのに結婚までセックスはNG?
  • ラマダン中はなぜ街から人が消える?

 

あなたの「なぜ?」の答えは、全てイスラム教の教えの中にあります。

 

ガイドブックには載っていない、彼らの日常を支配する、見えないルールを徹底解説します。

 

▶︎ もっと詳しく:【文化とイスラム教のリアル】の記事へ

 

安全・治安:日本の常識は、捨てていけ

  • 海外旅行の常識「バッグのたすき掛け」が、実は命取りになることも?
  • 強盗に遭遇した時、あなたの命を救う「100ドル紙幣」の正しい使い方とは?

 

わたしが元政府関係者から直接教わった、日本とは180度違う、リアルな護身術の全てをお伝えします。

 

▶︎ もっと詳しく:【命を守る安全対策】の記事へ

 

衛生:トイレと水は、覚悟と知恵で乗り切れ

日本の清潔さは、世界では奇跡です。

 

  • トイレの床はなぜいつも水浸し?
  • 強すぎる現地の薬は「子供用の量」で飲むべき?

 

メイドさんが作った絶望的にまずいサラダを、わたしがどうやって再生させたか。

 

そんな、体調と正気を保つためのサバイバル術。

 

▶︎ もっと詳しく:【衛生面の完全ガイド】の記事へ

 

食文化:コシャリだけじゃない!驚きと発見の連続

正直に言って、エジプトの食文化は「美食」とは言えません。

 

しかし、日本では決して味わえない絶品も隠されています。

 

エジプト原産のモロヘイヤ、生のデーツの衝撃的な美味しさ、そして紅茶にスプーン3杯の砂糖を入れるのが常識という驚愕の事実まで、その光と影をレポートします。

 

▶︎ もっと詳しく:【エジプトの食文化】の記事へ

 

気候:季節は「春夏夏夏」。長袖が必須な理由

「一年中暑い」だけだと思ったら大間違い。

 

空が黄色に染まる「砂嵐」、45℃なのに汗をかかない「乾いた灼熱」、そして年に一度、街をパニックに陥れる「雨という大事件」。

 

元在住者だからこそ語れる、季節ごとのリアルな気候と、絶対に失敗しない服装選びを伝授します。

 

▶︎ もっと詳しく:【ベストシーズンと服装ガイド】の記事へ

 

娯楽:駐在員を救った「最高のオアシス」

ピラミッド観光を終えた後、現地の人々や駐在員が週末をどう過ごしているか、気になりませんか?

 

定番のシーシャから、少しスリリングなゲームセンター、砂漠の国の屋内スキー、そしてわたしが「最高の楽園」と断言するゴルフ場まで。

 

カイロの意外な素顔にご案内します。

 

▶︎ もっと詳しく:【現地のリアルな娯楽】の記事へ

 

【第三部】体験談編 — ガイドブックには絶対に載らない、奇妙で愛すべきエジプト

最後に、わたしが2年半の滞在で遭遇した、忘れられない「エジプトあるある」をご紹介します。

 

これぞ、この国の本当の姿かもしれません。

 

なぜ、階段の高さはバラバラなのか?

わたしが住んでいたアパートやお客さんの事務所の階段は、なぜか一段一段の高さがバラバラ。

 

無意識で上ると必ずつまずきます。

 

理由は、エジプト人の「テキトーな国民性」と、そもそも「彼らが階段をあまり使わない」からだと、わたしは睨んでいます。

 

なぜ、後から送った手紙が先に届くのか?

日本にいる妻へ、7月と11月に手紙を送ったところ、なんと11月の手紙が先に届き、7月の手紙はその1ヶ月後に届きました。

 

原因は、現地郵便局での「たらい回し」。

 

時間の概念が、宇宙レベルで違います。

 

哺乳瓶は「食器用洗剤のボトル」をリサイクル?!

カイロの路上で、食器用洗剤の空きボトルで赤ちゃんにミルクをあげているのを見た時の衝撃は、今でも忘れられません。

 

それでも赤ちゃんは元気に育つ。

 

日本の衛生観念は、少し過保護すぎるのかもしれない、と考えさせられました。

 

▶︎ もっと詳しく:食器用洗剤のボトル?

 

宝くじの1等が「アメリカ永住権」だった話

エジプトの宝くじの1等賞品は、大金ではなく、なんとアメリカの永住権(グリーンカード)!

 

実際に、わたしの同僚の旦那さんが当選し、夫婦でアメリカに移住していきました。

 

これぞ、究極のアメリカンドリームです。

 

【まとめ】

エジプトは、あなたの常識を、気持ちいいくらいに木っ端微塵にしてくれる国です。

 

決して快適で、簡単な国ではありません。

 

しかし、その混沌と不条理の奥には、日本では決して味わえない、人間のたくましさ、大らかさ、そして予測不能な面白さがあります。

 

この百科事典が、あなたのエジプトという国への、最高の羅針盤となることを願っています。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

Have a lovely evening!!

 

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コメント(2件)

  • ゆうじ より:

    アメリカ永住権の抽選は、エジプトではなくアメリカが行っています。毎年、各国に割り当て数が決められ、トランプ時代は随分と削減されたような話も聞きました。当方米国在住ですが、こちらで知り合った日本人の友人はその昔当選して移住してきたそうで、学生ビザが不要で助かったと言っていました。いまはエジプト市民への割り当てはどのくらいなんでしょうね。

    • うがんじん より:

      はじめまして。メッセージありがとうございます。
      そうだったんですね。失礼しました。記事、修正しておきます。
      日本人のご友人も当選されてってことは、日本にもその枠があったんですね〜。驚きです。
      彼らにとって永住権はまさにアメリカンドリームなので、なくなってないことを願うばかりですね。

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