FIRE準備中の30代が語る、海外駐在で得られる「お金では買えない価値」

本ブログで掲げている「海外駐在」という目標。
今回は改めて、その理由や私の思いについて振り返ってみたいと思います。
海外での仕事には大きく分けて「出張ベース」と「現地駐在型」がありますが、ここで私が求めているのは後者、家族とともに現地に住み、生活そのものを海外で経験するスタイルです。
海外駐在のメリットは「お金」だけではない
一般的に言われる海外駐在のメリットは以下の通りです:
海外駐在のメリット
- 収入アップが見込める、
- 語学力が向上する、
- マネジメント能力が高まる、
- コミュニケーション能力が磨かれる、
- 多様性・異文化への理解が深まる。
これらは確かに魅力的です。
しかし、私にとって最大の価値は「海外で暮らす」という経験そのものにあります。
特に家族と一緒に暮らすことで、自分だけでなく、妻や子供にも「日本では決して得られない経験」を積んでもらいたいと考えています。
お金では買えない「現地生活」の価値
現地生活は旅行とはまったく異なります。
とくに発展途上国では、日本の「当たり前」がまったく通用しない環境が広がっています。
日本では当たり前にできるのに、海外ではできないこと
- ATMで自由にお金が引き出す、
- スーパーで通年を通して同じ生鮮食品が買う、
- 電気・水道がいつでも自由に使える、
- 安価でおいしい食事が食べられる。
こうした「不便さ」は時にストレスでもありますが、裏を返せば、日本の快適な生活がいかに貴重かを実感させてくれる貴重な機会でもあります。
そして何より、日本という国がこのままずっと「先進国」であり続ける保証はありません。
海外での生活を経験しておくことは、将来、日本が相対的に落ちていったときへの備えにもなると私は考えています。
子どもにこそ経験してほしい「異文化の中での暮らし」
教育ひとつとっても、日本はまだまだ旧態依然のスタイルです。
日本の旧態依然の教育スタイル
- 教科書に載っているのは今でも「スイミー」や「三年峠」、
- ディベートや交渉スキルは授業では習わない、
- 小学生にIT端末を使わせる教育はまだ一部の自治体に限られている。
一方、海外では早くからPCやタブレットが導入され、プレゼンやディベートを通じて自分の考えを述べる訓練をしています。
将来グローバル社会で生きていく子どもにとって、この差は非常に大きい。
だからこそ私は、海外での生活を通じて子どもにも“生きる力”を身につけてほしいと思っています。
エジプト生活が教えてくれたこと
私自身、過去にエジプトでの生活を経験しました。
当初はアメリカに行きたかった私は、エジプト赴任には正直乗り気ではありませんでした。
エジプトで感じたこと
- ごはんが合わない、
- インフラが整っていない、
- 鼻炎になるほど砂ぼこりがひどい。
そんな環境で最初の数ヶ月は本当に苦痛でした。
しかし、不思議なことに、半年も経てばそれが当たり前になり、現地のゆったりした生活がむしろ心地よく感じるようになっていました。
不便な環境を受け入れ、楽しむ。
この“人間の適応力”を自分の肌で感じられたことは、何にも代えがたい経験でした。
海外駐在は「FIREまでの通過点」
私にとってのゴールは「FIRE=経済的自立と早期退職」です。
しかし、その途中にある「海外駐在」という経験は、単なるステップではなく、お金では買えない人生の宝でもあると感じています。
過去のエジプト生活がそうだったように、現地での暮らしは数々の困難と感動に満ちています。
旅行では見えない“リアル”な異文化に飛び込み、自分自身も、家族も、新しい価値観や感性を育てていく。
それこそが、真のグローバル人材の第一歩だと信じています。
最後に:なぜ“お金”よりも“経験”を選ぶのか?

もちろん、お金は大切です。生きていく上で必要なツールであることは間違いありません。
でも、お金は後からでも稼げます。
しかし、経験は「その時」にしか積めません。
若いうちに、少しでも多くの「知らない世界」に触れておくことで、自分の可能性も、未来の選択肢も大きく広がると私は信じています。
だから私は、たとえ年収が下がっても、海外駐在のチャンスを掴みにいきます。
それは、「FIRE後にどんな人生を送りたいか」を考えたときに、必ず役に立つ財産になると確信しているからです。
皆さんも、人生の選択に迷ったときは、「お金」だけでなく「経験」という価値軸でも考えてみることをおすすめします。
もし海外駐在を考えている方がいれば、自分にとってどんな価値があるのか、ぜひ一度じっくりと考えてみてください。
そしてその上で、自分のゴールに向かって歩みを進めていけたら、きっと後悔のない人生になるはずです。
私もそのために、これからも一歩ずつ進んでいきたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
Have a lovely evening!!
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とくに、ビジネスクラスに乗れたのはとてもうれしかったし、また乗りたい!
そもそも海外が好きになったのには、日本にはないおもろしさや迫力があるからです。