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【どこがオススメ?】業種別で見る海外事業部の実態
ひとくちに海外事業部といってもいろいろな業種があるじゃろ。それぞれ他にはない特徴があるのではいか?
たしかに、業種によって待遇だったり、行き先だったりが違いますね。知人や友人の話、エジプトで見ていて思いました。
いまや、さまざまな企業が可能性を求めて海外へ進出しています。
どの海外事業部へ入るかによって、収入や行き先は大きく変わってきます。
エジプトで見てきて、以下のような特徴があります。
業種別の海外事業部
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先進国に行きたいなら自動車製造業、運輸業、
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お金がほしいなら総合商社、情報(広告・通信・マスコミ)業界、国家公務員、
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入りやすさは製造業、
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ゼロからのモノづくりが好きなら建設業、電気・ガス業。
先進国に行きたいなら自動車製造業、運輸業
先進国への行きやすさでいえば、この2業種かと思います。
いずれも、ある程度発展したところで必要とされる業態ですので、必然ともいえます。
都市構想のスタートである道路や橋、鉄道を作るのは、あくまで建設業の仕事。
その上に走らせるものを研究、販売するのがメインであるため、先進国での業務が多くなります。
自動車製造業は一部の工場が途上国にありますが、他業種に比べれば圧倒的に拠点数が少ないです。
なので、先進国へ行きたい人はこれらの業種がおすすめです。
お金がほしいなら総合商社、情報(広告・通信・マスコミ)業界、国家公務員
手っ取り早くお金が欲しいならこの3業種ですね。
いずれも、拠点がたくさんあり行き先は選べませんが、どこへ行くにもしっかりした待遇、福利厚生があり、家族随伴でも全く問題はありません。
場所によっては、日本人シェフを雇っている事務所まであります。
ただ、これらの業種に共通するのはなんといっても激務である、ということです。
商社や国家公務員が激務なのは有名ですし、マスコミ業界は事件があれば、休み関係なしに現場で取材しなければなりません。
なので、激務に対する相応の対価として、多額の報酬がもらえます。時間よりもお金がほしい人にはおすすめです。
入りやすさは製造業
海外拠点の多さ、海外事業への積極性でみれば製造業が一番です。
希望しなくても海外事業部への異動や現地駐在になることも。
それでいて、待遇もしっかりしているのもメリット。
しかし、海外事業部での経験が昇進の条件になる場合もあるので、海外に興味がない人には試練になります。
入りやすさの裏側に、登竜門として経験しなければならない道という面もあります。
ゼロからのモノづくりが好きなら建設業、電気・ガス業
これらの業種は、前述のいずれよりも、まだまだ発展途上な国や地域に行く可能性があります。
建設や電気・ガスは都市を作る上で、一番はじめに必要なインフラになるので仕方ありません。
逆に言えば、そういったゼロからの建設事業に携わることができます。
全くの更地、もしくはそれと同等の土地に建物を作るのは、日本では味わえないやりがい・達成感が得られるのは間違いありません。
わたしも、エジプトで経験してきました。
ただ、そういった地域での活動の割に、待遇は総合商社他に劣ります。
彼らの待遇は、もはや郡を抜いています。
しかし、その分、時間的な制約はそこまで厳しくはありませんので、現地での生活を満喫できます。
時間をとるか、お金をとるか、ですね。
自分の専門性、目的と合った業界を選ぼう!
海外事業部といっても、業種や企業によって位置づけや積極性はさまざま。
会社の方向性で海外での待遇、福利厚生の違いはより顕著になってきます。
隣の芝生は青く見える、といいますが、まさにそんな状況になりかねません。
自分の適性や海外で仕事をする目的を明確にして、業種や企業を選びをしましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
Have a lovely evening!!
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