音声解説はこちらをどうぞ。
エジプトで生活するようになって、健康増進に注力するようになった理由
社会に出て幅広い年齢の方と接するようになって感じるのは、クスリを飲みながら生活されている人の多さです。
高血圧・高血糖などを抑えるため、食事の前後に飲む光景は社員食堂でよく見かけます。わたしの両親はクスリを飲んでいないので、その行為はより鮮明に見えました。
とはいいつつも、所詮は病院に行ってクスリを処方してもらうだけの行為。
海外で仕事がスタートするまではありふれた光景として、とくに気にすることはありませんでした。
しかし、海外で仕事をしていると、それは非常に大きなリスクになることがわかりました。
持病による海外でのリスク
-
手に入らないクスリが多い、
-
海外での通院は高額、
-
お金を支払っても治らない病気もある。
順番に見ていきます。
理由①:手に入らないクスリが多い
日本では、わりとメジャーな高血圧を抑えるクスリ。
飲んでいる人も多いせいか、高血圧に対してあまり恐怖感を覚えることはありません。(本来はマズイのでしょうが、一旦それは置いておきます)
そんなどこの薬局でも手に入りそうなクスリでさえ、海外では処方してもらえないことがあります。なので、クスリを得るためだけに帰国しなければなりません。
本人の健康のため仕方ない部分がありつつも、現地では少人数で働いているため、残るメンバーへ大きな負担を強いることになります。
また当の本人としても飛行機の移動が増え、疲労も溜まりますので双方にとって良いことはありません。
理由②:海外での通院は高額
日本のように国民皆保険制度をとっているところはまれです。
ゆえに、現地での通院やクスリ代といった費用は100%自費になることがほとんどで、生活費は日本より安いのに、医療費は逆に高額というのはよくあります。
せっかく海外まできて仕事しているのに、その対価を治療代に使ってしまう。「必要経費」といえばそれまでかも知れませんが、その費用を抑えることもできたはず。
しかし、それができないのは若い頃の不摂生であり、因果応報といえます。
理由③:お金を支払っても治せない病気もある
そんな中でも、お金を払って治療なりクスリをもらえるならまだ良い方で、中には治療できない病気もあります。
というか、クスリを飲んで一時的にでも症状を抑制するような病気は日本での治療技術が勝っていることが常です。
そのため、病気の進行次第では、日本への強制送還もありえます。
最悪の場合、日本へ強制送還
病気が発症してからの飛行機の搭乗はかなり辛いものがあると思います。ただでさえ窮屈な機内で食事もとることができず、到着を待つだけのフライト。人生最悪のものになることは想像に難くありません。
病気ではありませんが、たまたまわたしが日本へ一時帰国しているときに祖母が亡くなりました。
もし、エジプトでその一報を受けていたら、日本までの道中は心底ツライものだったと考えています。
まとめ
以下、再掲します。
持病による海外でのリスク
-
手に入らないクスリが多い、
-
海外での通院は高額、
-
お金を支払っても治らない病気もある。
健康はお金で買うことができません。また、一朝一夕で得られるものでもありません。
日々の行動が自らを作っています。そして、世界の医療は進歩していくとしても、国によって優劣がついてしまうことも事実です。いつどこで、病気になるかわかりませんので、常に万全にしておきたいところ。
海外での生活に限らず、健康は幸福な人生の土台になりますので、日本にいても健康でいられることは人生を楽しくする上で大切な要素になりますことを、最後に付け加えておきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
Have a lovely evening!!
➠関連記事
階段を使うことは最も身近にある健康増進方法の1つです。
子供との散歩はお互いに良い効果をもたらします。
「医食同源」という言葉があるように、食事は健康を保つために欠くことはできません。