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長男が誕生して間もなく申請を出し、2021年に入ってやっと開設されたジュニアNISA。2023年に廃止が決まり皮肉にもそのせいで価値が高まったことを受け、世間ではさらに開設数が伸びています。
我が家もその流れに乗るため、本年より積立投資をスタート。その投資先について、迷っているなら全世界株への投資が最適解です。
超長期の目線で投資先を決定
ジュニアNISAの使いみちは子供の学費という人生の3大支出にと、使う当てが決まっています。
しかし、多くの方にとってそれは10年以上の先の長い話です。
そうなると、もはやどんな人生になっているかわかりません。わたしの場合、副業で大きく稼げるようになるかもしれない、日本に住んでいないかもしれないなど、取り崩さないことも考えられます。(もちろん逆もありますが、そんなバッドストーリーは考えません)
数十年の間には取り崩さない、その先を見据えた超長期での運用を視野に入れる必要があります。
その場合、株式の基本である「分散投資」がより大きな意味を持ってきます。1国集中するよりも世界中に幅広く投資することこそ、超長期での資産戦略と考えます。
世界中の資産に投資できるのは2つ
1.eMAXIS Slim全世界株式
2.VT(バンガード・トータル・ワールド・ストックETF)
もっともポピュラーなのはこの2択です。ちなみに、我が家のパパとママの口座では米国株(VTI, VYM, SPYD, HDV)に投資しています。それは、わたしが米国押しであるため。(妻は投資に興味が全くありませんので、全てわたしが運用しています)
ですが、それを子供に押し付けるのもどうなのかと思っています。それに子供が大人になり独り立ちしていくまでアメリカがずっと首位をキープしていくかも不透明なところですので。
今まで存在は知りつつも全世界株に投資する機会はなく、全米一本でやってきた我が家にとって、はじめてアメリカ以外のその他先進国や新興国株がポートフォリオに加わります。
しかし、違いがわかりにくいこの2つ。小さい違いを上げてはきりがないので、わたしが思う重要な違いは以下の2点。
2つの株式投資の違い
- 信託報酬、
- 全世界株式資産のカバー率。
違い①:信託報酬
まず信託報酬によるコスト差ですね。こちらは運用している投資会社が異なるために違いがあります。しかし、いずれも誤差の範囲。
- eMAXIS Slim全世界:0.11%、
- VT:0.09%。
つまり100万円運用して年間のコストは1,100円と900円。200円と缶コーヒー2本に満たない金額です。
もちろん、購入時の手数料も発生しますが、今回はあくまでジュニアNISAの話。購入手数料は無料になりますので考慮しません。
VTは売却時に手数料がかかりますが、遠い未来であるためこちらも割愛。
違い②:全世界株式資産のカバー率
もっとも重要なのは、この全世界株式資産のカバー率です。前者のeMAXISは中大型株しか含んでいませんので時価総額の85%しか含んでいません。
一方のVTは小型株まで網羅しカバー率は驚異の98%!もう全ての株をカバーしていると言っても過言ではありませんので、今後どの国の企業が成長してもその恩恵を受けることができます。
わたしはこのカバー率の高さに魅力を感じ、VTを選択しました。
まとめ
ジュニアNISAは子供のためのお金であり、資金使途も多くの方にとって共通認識となってきます。であれば、できる限りギャンブル要素は排除し、広く資産の成長を取りこぼさずにしたいところ。
いずれにしても、世界の株式の80%以上を占めているのでほとんど違いはありません。
信託報酬も最低水準ですので、みなさんの性格で使い分けてみてもよいと思います。
なお、これらは楽天証券のジュニアNISA口座では投資ができません。SBI証券でのみ、ジュニアNISAで外国株式に投資ができますので、ジュニアNISA口座はSBI証券での開設をオススメします。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
Have a lovely evening!!
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