2G, Doosan Babcock 共同で熱電併給システムをカークウォール空港に設置

ヨーロッパ海洋エネルギーセンターはスコットランドのオークニー諸島にあるカークウォール空港で使う暖房や電力をグリーン水素を使って低炭素化するプロジェクトを開始しています。

 

イギリスではじめての試みとなる今回のプロジェクトの費用はスコットランド州政府からHighlands and Islands Enterpriseを経由して融資され、新しい水素燃焼タイプのエンジンが使われます。

 

Highlands and Islands Enterprise

スコットランド州北西部の経済とコミュニティ発展に努める。同州を持続可能でよりよい経済を目指し人々に魅力あふれる都市にするために活動を行う。

出典:Highlands and Islands Enterprise(英語)

 

このプロジェクトはたくさんのエネルギー消費の研究が立証された後、空港の低炭素化に向けての挑戦の1つになります。

 

その研究では、飛行機が発明されてから一番の温室効果ガスを排出する施設として空港の暖房と温水利用があると言及されています。

 

 

スコットランド州に本拠地を置くDoosan Babcockは熱電併給システム製造メーカー2Gと共同で水素燃焼技術を提供します。

 

熱電併給システム

Combined Heat and Power(CHP)のこと。熱と電力を同時に供給することができるエネルギー供給システム。燃料の熱エネルギーを使ってエンジンを運転、発電しながら排熱を使って温水を作るなど、熱の有効利用をする。

 

2G製の水素対応熱電併給システムは、空港の主要な建物への熱電供給を行うため既設システムと協調して運転されます。

 

空港での長期間の試運転のため、このエンジンはヨーロッパ海洋エネルギーセンターからのグリーン水素を使って発電するだけでなく、発生した熱を回収し再利用することで効率的なエネルギー対策が行われます。

 

今回2G単独での熱電併給システムをイギリスで設置、そしてDoosan Babcockとの初めての共同プロジェクトになります。これは2Gの製品にDoosan Babcockの技術が加わる機会になります。

 

参考記事

2G, Doosan Babcock partner on hydrogen CHP plant at Scottish airport

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