Siemens Energy 洋上風力発電事業に1.46億ドル投資

音声解説はこちらをどうぞ。

 

Siemens Energyは同社の子会社であるSiemens Gamesaと共同で、洋上風力発電事業に1.46億ドルを投資することを発表しました。

 

同社は、今後の5カ年計画で洋上風力発電の可能性を拡大したい考えです。

 

Siemensとは?

正式名称:Siemens AGはドイツミュンヘンに本拠地を置く国際企業。家電や医療製品をはじめ、鉄道、電力設備を製造を行う、ヨーロッパの一大企業です。

Siemens Energyとは?

正式名称:Siemens Energy AGはSiemens社からエネルギー部門が分社化され、2020/04/01に誕生したグループ企業です。

Siemens Gamasaとは?

正式名称:Siemens Gamesa Renewable Energy S.A.はスペインに本拠地を置く再生可能エネルギー分野の製造企業。

風力タービンを供給し、風力発電所の開発・管理・販売を行っている。

 

風力発電をさらに効率化し、脱炭素化に向けて開発を進めていくと、社長は説明しました。

 

また、洋上風力発電のポテンシャルを開放することで、より多くの地域での発電を可能にし、水素経済がわたしたちの生活により身近になります。

 

そうすることで、二酸化炭素の排出量を抑えることができます。

 

目次 (Table of Contents)
  1. 洋上風力発電と水素の関係

洋上風力発電と水素の関係


一見、つながりがないように感じる洋上風力と水素。しかし、洋上風力発電をより効率的に運転させるためには切ってもきれない関係にあります。

 

洋上風力発電はその名の通り風の力で発電します。しかも、海の上なので、風が強い日もあれば弱い日もあり、発電量が安定しません。

 

今後、洋上風力発電を主力化していくために必要なのは、発電量の均一化です。

 

そこで登場するのが水素です。

 

洋上風力で発電した電気のうち、余剰分を使って水を電気分解させ水素を生成、貯蔵します。

 

そして、ピーク時の電力の足しに、また災害時の非常用電源にも利用できるようにします。

 

現在、水素は各分野でその活用法の検討が進められています。

 

もちろん、水素を使って発電もできますので、洋上風力発電量の均一化にも貢献しています。

 

参考記事

Siemens Energy makes $146M bid to harvest hydrogen from offshore wind

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