夫婦の価値観は「お金の使い方」の一致が最も重要
子供の頃、友達に求めていた条件はとてもシンプルでした。
男友達であれば、いっしょに遊んでいて楽しいこと。同じゲームや遊びを共有できる相手であることが重要でした。
一方で、女の子に対しては外見のかわいさやスタイルが気になり、それが友達以上の感情を抱く要因にもなっていました。
しかし、大人になるにつれて、そうした価値観は大きく変わり、性別にかかわらず、求める条件が統一されてきています。
その条件とは、「お金に対する価値観が一致していること」。
これは、会社の同僚でも、プライベートでつるむ友達でも、さらには魅力的だと感じる女性にも共通して最も重要視するポイントになっています。
食べ物の好みや趣味よりも「お金」
世の中では、夫婦やカップルの関係性において「趣味や食べ物の好みが合うことが大切」と言われることがあります。
もちろん、これらが一致していると生活がスムーズになるのは事実です。
しかし、趣味や食べ物の好みの違いが原因で破局や離婚に至ったという話はほとんど聞きません。
それに比べて、お金の使い方に対する価値観の違いが理由で関係がこじれたり、最悪の場合には別れに至ったという話は頻繁に耳にします。
なぜなら、お金は生活の基盤であり、何をするにも絶対に必要なものだからです。
しかし、その予算は無限ではなく、人それぞれに制限があります。
その限られたお金を何にどれだけ使うかは、個々の価値観に基づいて決定されます。
この価値観が合わない相手と一緒にいると、日常生活のさまざまな場面でストレスが溜まるのです。
ランチの例で見る価値観の違い
例えば、普段の会社でのランチ。
「ランチは1,000円以内に収めたい」という節約派の人もいれば、 「少し高くても2,000円以上の美味しいランチを食べたい」というこだわり派の人もいます。
もし節約派の人がこだわり派の人とばかりランチに行くと、次第に金銭的な負担がストレスとなり、「一緒に行きたくない」と感じるようになります。
これは職場の同僚に限らず、夫婦やパートナー間でも同じことが言えます。
むしろ、夫婦であればなおさら、日々の生活費や家計における意思決定が頻繁に必要となるため、価値観の違いがストレスをより一層強くするでしょう。
「同僚だから気になるけど、夫婦なら気にならない」ということはありません。
どちらにおいても、お金に対する価値観の一致がストレスフリーな関係を築く基盤になるのです。
お金の使い方は人生の選択そのもの
社会人になりたての頃は、正直なところお金の使い方について深く考えることはありませんでした。
しかし、30代後半になり、収入を増やしてきた今だからこそ、その重要性を強く感じています。
多くの人は、生きるために仕事をして、時間という限られた資源を切り売りしてお金という対価を得ています。
仕事が楽しいと思える人もいる一方で、多くの人にとっては苦労して得るものだと感じているでしょう。
だからこそ、その大切なお金をどう使うかは非常に重要です。
若い頃は「稼ぐこと」そのものに価値を見出していました。
しかし、年齢を重ねるにつれ、「稼いだお金をどう使うか」の方が重要であると気付きました。
何に優先してお金を使い、何を諦めるのか。
こうした価値観がしっかり共有できる相手こそ、共に人生を歩むパートナーとしてふさわしいのではないでしょうか。
「総入れ替え」で人生を再スタートする選択肢
お金の価値観が合わない相手と過ごす日々は、時間とお金を浪費しているのと同じだと感じます。
もしそうした状況に陥っているならば、多少無理をしてでも環境や人間関係を総入れ替えして、人生を再スタートするのも一つの方法です。
これは決して軽い決断ではありません。
特に夫婦関係においては、一度築いた生活を変えることへの恐怖や不安が伴います。
しかし、それでも「現状を維持するストレス」よりも、「新しいスタートを切るエネルギー」が勝ると思えるなら、その選択肢を真剣に検討する価値はあります。
結論:お金の価値観は人生の羅針盤
最終的に、夫婦やパートナーに求めるべき価値観の一致は、「お金の使い方」だと思います。
それは、人生そのものをどう生きるかという哲学に直結しているからです。
大切な時間とお金を、どのように配分し、何を優先して生きるのか。
それを共有できる相手と共に歩むことで、人生はより豊かで満ち足りたものになるはずです。
今後の人生においても、私はお金というリソースを大切に扱い、その使い方をしっかり考えることで、自分らしい幸せを追求していきたいと思っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
Have a lovely evening!!
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助け合いの前に、価値観が合うことがなにより大前提にあります。
価値観が合えば、そもそも口出しする必要がありませんね。
長くいっしょにいるためには、会社も人間も等しく価値観が大事です。