社員になったからこそわかる会社の表と裏

音声解説はこちらをどうぞ。

 

社員になったからこそわかる会社の表と裏

うがんじんうがんじん

日系企業、こと大企業となると、悪いことを言う人はほとんどいないんですよね。

Dr. キャメルDr. キャメル

たしかにそうじゃな。隣の芝生は青く見える、ではないが、よく見えるんじゃないか。

 

 

わたしが今の会社に就職を決めたのは、給料がよくて安定していたこと。高専という学歴と専門性では、平均年収ランキングの上位にくるような企業への応募すらできませんでしたし、大学で勉強する気もありませんでしたので、学校にきている求人の中から今の会社を選びました。

 

そして、就職して以降、企業のネームバリューのおかげもあり、親族をはじめ多くの方から褒めてもらいました。

 

その後、同社内でいろいろな職種を経験。心から楽しいと思える仕事に出会えたこともある一方で、会社に対して思い入れがあるかといえば、それはもうほとんどありません。

 

会社に対する思いが下がった背景

  • どんなに努力しても変わらない給料、

  • 自己研鑽でのスキルアップではなく、上司への貢献度や忠誠心で決まる人事評価、

  • 古いシステムを使い続ける効率よりも目先の利益を優先する日本人的思考。

 

まさに同じような考えを持つ人が紹介されています。

 

 

これらは、外から会社を見ているだけではわかりません。いくら大企業とはいえ、全てにおいて満足できるかといえば、決してそんなことはなく、むしろ日本の昔ながらの大企業だからこそ、古い慣習をそのまま続けているところが多いです。

 

いまや日本での市場はピークを迎え、海外に進出していかなければジリ貧の一途です。売上や営業利益アップのために、実際にわたしも海外に行って会社のために働いているわけですが、その思いを挫くようなシステムや人事評価ではできることも限られてしまいます。

 

一昔前であれば、システム等は会社が自前で用意するのが当たり前でした。しかし、今は技術の進歩が目覚ましく、ハイテク企業が提供するそれが市場のニーズに追いついています。

 

その一方で、維持だけをひたすら続けてきた大企業のシステムは機能面を含む、全ての面において使いづらいものになってしまいました。

 

そんなことにも気がつかず、今までのシステムに固執するばかりか、新しいものが社内で使えないように排除する。これでは、いつまで経ってもよくなりませんし、海外のライバル企業と渡り合えるわけがありません。

 

そんな状況に、わたし一人が抵抗したとしても変わりません。かといって、なにもせずただ会社にしがみついて生きていくのかといえば、決してそんな他人任せの人生は送りたくはありません。

 

最低限、頼まれた仕事はこなしつつ、副業で成果を上げていくことが大事だと思います。そのための努力は決して怠らず、残業はせずに本業と副業の時間を分けるのも重要です。

 

努力をしないのではなく、努力する矛先を変えるのです。今まで本業に尽くしてきた分を、そのまま自分の事業へ向ける。これからは個人が活躍する時代です。

 

企業の看板で稼ぐのではなく、自分一人で稼げるようになる。そのために今のうちから準備しておく。わたしのような学歴もなく大きな実績もない人が生き残るためには、早くから始めて他人と差をつけるしか方法がありません。

 

大企業で安住するのではなく、常に危機感をもって変化し続けましょう。変化し続けられる人は、どんなに変化が激しい時代も生き抜くことができます。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

Have a lovely evening!!

 

➠関連記事

 

その会社で3年間は努力するが、それは社内での地位を確立するためではなく、次のキャリアに向けての準備。しっかり次を見据えて仕事しましょう。

 

大企業で通用するからといって、転職時に求められている人になれるかは別問題。自分の専門性は、自分で作っていくことが重要です。

 

会社はもう一生を保証してくれることはありません。万が一のときのために、自分の食い扶持はしっかり自分で確保しなければなりません。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA