音声解説はこちらをどうぞ。
資産を減らさないために気をつけていること
おまえさんは自分のお金を減らさないようにするために気をつけていることはあるか?
リスクを取りすぎないことを意識しています。つい、大きなリターンを狙うばかりに危機感がお留守になりがちですので。
以前、アッパーマス層(保有資産3,000万円超)に到達したのを報告しました。
参考記事
30代でアッパーマス層という1つの節目を迎えてアッパーマス層とは野村総合研究所(NRI)は「NRI富裕層アンケート調査」を行っており、日本の富裕層の調査、推計を行っています。 アッパーマス層とは、そ...
アッパーマス層までわたしがやってきたことは次の2つです。
・日々の質素倹約、
・海外勤務を目指す。
つまり、ほぼ人的資本だけで達成しました。
そして今後は、これまでに作った金融資本をリスク資産へ投資して、さらに加速させて増やしていくつもりです。
ただ、あくまで自分のリスク許容度はしっかり守ります。
リスクを取りすぎない
これまでに比べ、株の勉強をする時間が増えたことで、他の個人投資家の資産状況を見るようになりました。
そして、多くの方が個別株投資をしているのに気が付きました。
他の人が投資しているなら自分でもできるはず、と過信し、個別株に投資をしたくなる気持ちが湧いてきます。
しかし、彼らは日々動向をチェックし、株に対する知識がたくさんあります。
わたしには、そこまでの知識がありませんし、そのせいで大きな失敗もしています。
あわせて読みたい
持株会、全て売却しました【赤字額:1,550,000円】約14年、新入社員のときからスタートしていた投資(持株会)を手放しました。 これまで、株価が上がること”だけ”を信じて買い続けてきましたが、い...
なので、決して過信せずにいきます。
勝てる博打は打つ
とはいえ、勝てる博打には積極的にチャレンジしていくつもりです。
至近でいえば、コロナショックによる株価の暴落です。
半信半疑の中での資金投入でしたが、功を奏して大きな含み益が得られました。
今後も情報感度を高く持ち、攻めるときはしっかり攻めていきます。
アセットクラスの再点検
今月、5-6年前に加入した拠出型企業年金保険を2件とも解約しました。
いずれも会社の福利厚生として提供されていた商品でしたので、当時はろくに調べもせずに資産形成できるものと思い加入。
利回りを計算したところ、たったの1.02%でした。
日本円での運用、かつ元本保証、解約違約金なしであることを考えれば、決して悪い商品ではありません。
しかし、わたしは利回りが低すぎると判断。
あわせて読みたい
大企業の福利厚生が最強だと思っていたけど実はそうでなかった【井の中の蛙】
今日は会社の福利厚生の話。 正直、この話はあまりしたくないんですよね。だって、自分の汚点をさらすことになるわけですから。 いかに昔、人任せにしていたのかがバレてしまいますので、、、 でも、やりますよ...
ここで、利回りの違いによる資産額の変化を見てみます。
例として、年金保険を継続したと仮定し、今までの積立合計100万円と毎月の積立額1万円でシミュレーションします。
運用利回り1.0%では元本460万円に対し、550万円にしかなりません。
運用益は90万円に留まります。
利回り4%になると、資産は利回り1%のときと比べ約2倍になります。
運用益は560万円となり、元本を超えます。
そして、利回りが6%となると、資産は利回り1%のとき比べ約3倍になります。
米国株ETFの年平均利回りが5-7%であることを考えれば、利回り6%は決して夢のような数字とはいえません。
老後資金など、長期での資産形成を考えた場合、利回りの大きさが資産額に大きく影響するのがわかりますね。
最低限の勉強を常に行い、最善を尽くす!
世の中には多くの金融・保険商品があり、どれがよいのか迷ってしまいます。また、知らないだけで損をしてしまう、なんてことがあります。
方法を知り、実行さえしていれば、大きな果実を得られることだってあります。
前述の拠出型企業年金保険は、悪い商品ではありませんが、株式投資のリターンを知っていれば、どちらにお金を投資すべきかは自ずと答えは見えてきます。
米国株への15年以上の長期投資ではどの期間を切り取っても黒字になる、という研究結果もある通り、長期で見れば、株式投資は決して悪いものではありません。
むしろ、保険商品と比べれば、その差は歴然です。
提示されている利回りが妥当かどうかを判断できるよう、資産を増やす努力をしていきましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
Have a lovely evening!!
➠関連記事
知識≠収益というのが、株式投資の難しいところです。
銘柄選定だけはしっかりやる必要はありますが、身内にも紹介できるくらい、ETFは安心で楽な投資といえます。
全世界株ETFは、子供への教育費を準備するのに1つの最適解です。
わたしの投資スタンスを以下に供します。
お金の損失は痛手ですが、機会損失はもっと痛手だと思っていますので、いろいろ手を出しています。