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海外事業部の疑問⑯:現地での支払いはカード、それとも現金?
エジプトで生活していたときは、支払いはどうしていたんじゃ?
ずっと現金を使っていました。エジプトのようにマイナー通貨は現金のほうが手数料が安かったので。
海外あるあるの1つに、「支払いを現金にするか、カードにするか問題」。
これは、どこの国へ行くにも課題になってきます。
いろいろな国へ行くうちに、滞在期間で決めるようにしています。
1-2週間程度の短期間であればカードのみ、1か月を超えてくるようになってから、両替するかどうかを検討します。
旅行程度の短期間滞在であれば断然カード!
両替には、次のような手間がかかります。
両替にかかる人的コスト①
・日本円をドルに両替、
・両替したドルを現地通貨に換える。
場合によっては、日本円から直接現地通貨に両替できることもあります。
そして、日本に帰国してからも同じ作業をする。
両替にかかる人的コスト②
・余った現地通貨をドルに替える(小銭はここで使えなくなる)、
・ドルを日本円に戻す。
この往復はかなりの手間と時間がかかります。
場合によっては、両替カウンターに並ばなければなりませんし、空港での両替は手数料が高いので、わざわざ両替のために銀行などを訪ねる必要があります。
これらの時間的効果を考えれば、現地での決済は全てクレジットカードorデビットカードにしてしまったほうが楽です。
ちなみに、残った小銭は「ポケットチェンジ」で両替できますが、そのためにわざわざ東京駅へ行くのもナンセンス。
クレジットカードであればショッピング保険も付くので、万が一カード情報が盗られたり、カード自体が盗まれても、まだ救いはあります。
しかし、現金の場合、落としてしまったら最後。海外で戻ってくることはまずないでしょう(わたしも経験あり)。
慣れない現金でおつりをごまかされたりもするので、現金を使うメリットはほぼありません。
1か月以上であれば、現金も選択肢に入る
滞在期間が長くなると事情は少し異なります。
現地での生活が長くなれば、現金を使うメリットが大きくなります。
・支払い額が増え、カードでの手数料が高くつく、
・現地の地理に明るくなり、両替所の存在もわかる。
クレジットカードは便利ですが、一般的に両替にかかる手数料は少し高めに設定されています。
なので、日本で手数料の安いところ(大黒屋などの金券ショップ)で日本円をドルに両替します。
そして、現地通貨への両替は現地の両替所(空港や観光地付近を除く)で行います。これが最も両替コストを抑えられます。
ゆえに、滞在期間が長くなれば現金決済のメリットが大きくなり、検討余地が増えます。
滞在期間で支払い方法を決めよう!
現金にするか、カードにするかは滞在期間で決めるといいと思います。
・旅行などの短期間であればカードのみ、
・1か月を超えるようなら現金でもOK。
とはいえ、外国で日本円から米ドル、または現地通貨への両替は国によっては円安になる可能性も大いにありえますので、ドルを持参するのをオススメします。
米ドルは世界の基軸通貨として利用されているため、どこでもほぼレートが変わらずに使用できます。
余ったドル紙幣は、リスクヘッジとして自宅においておくものいいと思います。
日本円だけでは、この先どうなるかわかりませんし、また次回の海外に行くときに使えばいいだけですので、日本円に戻す必要もありません。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
Have a lovely evening!!
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観光地では、まだまだカードが使えないところがありますので、個人旅行などでは多少の現金も必要です。
海外のホテルではデポジットを求められることがあります。クレジットカードのほうがよりスムーズなので、持参を忘れずに。
お金よりも荷物のほうが大事です。荷物はしっかり準備して忘れ物をしないようにしましょう。