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育休取得に対しての周囲の反応は?
出産となると、男性親に対してもほとんどの人が喜び、お祝いの言葉をかけてくれます。
しかし、それに加えて育休取得となると話は全く変わってきます。
実際に取得することを宣言したとき、周りの反応はわたしとの関係性によって異なりました。
育休取得に対する周りの反応
- 現同僚は懐疑的、
- 元同僚、友人、知人は応援してくれた、
- 妻や親族はとても良い反応。
現同僚は懐疑的
実際に言葉に出さなくても、「なんでとるの?」、というセリフが顔に書いてあるようでした。
異動してきて間もない、これから一緒にがんばっていこうとしている矢先での発表でしたので、自然の反応だったと思います。
その中でも直属の上司は、一番呆気にとられていました。
上司は虚を衝かれた状態
わたしからの育休取得したいという申し出が、上司の中で理解されるまで数秒の間が挟まりました。
50代男性からすれば、「男が育休をとるなんて」、と考えている人もいるでしょう。まさに上司は、その1人だったのかと思います。
応援してくれる人こそ信頼できるメンバーなのではないか
ワガママかもしれませんが、こういうときに助け合える人こそ、信頼できるメンバーなのではないかと思いました。
それまでなんとなく考えていた転職について、このときのメンバーや上司の反応が心を大きく動かしたと、後から振り返るとより感じています。
元同僚・友人・知人は応援してくれた
エジプトで一緒に過ごしたメンバーを含む元同僚や友人は応援してくれました。周りはほとんどが既婚者で育児経験者のため、その苦労を知っているのでたくさんの声援をもらいました。
また、男性育休を知らなかった人や周りに取っている人がいなかったために取れなかった人からは、「自分より育休を先にとって、取りやすい環境を作ってほしかった」、とも言われました。
友人の言う通り、少しずつ浸透しているとはいえ、わたしの周りでも取っている人は皆無でしたので、育休を取得すること自体がホントに希少であると思います。
妻や親族はとても良い反応
妻はもちろん、親族もとても良い反応をしてくれました。
むしろ、今までエジプトに単身赴任していたので、「これ以上、妻に迷惑をかけるな」、と自身の両親に言われてしまいました(笑)。
ごもっともで、心に留めておきます。
エジプト生活の代償に失ったものの詳細については、以下記事に譲ります。
以前、海外事業部の違いを紹介、その中で手取り収入が増えるとお伝えしました。参考記事 手取り収入が増えるのは大変大きなメリットですが、海外での経験は知見を広めるのにもいいですし、日本の良いところを再発...
また、生活費についても心配されましたが、そこは生活水準を落とすことを伝えました。
実際にクルマも手放し、以前と比べ固定費も下がっています。
まとめ:重要性をどの視点に置くか
育休取得に対する周りの反応
- 現同僚は懐疑的、
- 元同僚、友人、知人は応援してくれた、
- 妻や親族はとても良い反応。
上述のように、育休取得に対して立場が変われば意見も変わってきます。ゆえに、自分はどの視点の人を大事にするか、ということに尽きると思います。
仕事を重要とするならばそもそも育休など取らずに、仕事に没頭すれば同僚や上司の評価は上がっていくでしょう。
一方で、家族からの評価は上がることはなく、子育て期と仕事の重責を担うメンバーとして活躍する時期が重なることを考えれば、下がることの方が多いのは想像に難くありません。
産後の恨みは一生続く、などという言葉があるのも頷けます。
自分にとってどちらを優先すべきか、これはそれぞれ考えが意見があると思います。わたしはあくまで、いちメンバーとしての責任よりも、父親としての責任を重視したまでです。
仕事仲間は職場が一緒になったときだけの関係かもしれませんが、家族は一生付き合っていくかけがえのない人たちです。どちらを重要視するかは、もう答えがでているかと思います。
あとは行動できるかどうか、それだけです!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
Have a lovely evening!!
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