Hydro-QuébecはRCV施設プロジェクトで使用する水素と酸素を作る約90MWの容量を持つ電気分解設備を作る計画があることを発表しました。
イドロ・ケベック(仏語:Hydro-Québec)はカナダ・ケベック州の電力会社。1944年にケベック州政府が設立した発電・送電・配電事業を営む公益事業体である。本社はモントリオールにあり、サービスエリアはケベック州全体である。
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RCVとは
Recyclage Carbone Varennesの頭文字をとった言葉で、リサイクルできない廃棄物からバイオ燃料に変換し、埋め立てゴミを減らすことが目的。
この電気分解設備は、モントリオールの近くのヴァレンヌに建設され費用の2億ドル全てをHydro-Québecが出資することになっています。
この施設は、年間約11,100トンの水素と88,000トンの酸素を生成する予定です。
生成された水素は前述したRCV施設で使用されます。RCV施設は、今回の電気分解設備の近くに6.8億ドルを投じて建設されます。
”当社が保有する60以上の水力発電所が発電する36,700MWのおかげで、自社で発電する電力は99%以上クリーンエネルギーです。これはグリーン水素の製造で当社を単独首位にしている”、とHydro-Québec社長のSophie Brochuは説明しました。
Hydro-Québecはカナダ最大の電力会社でケベック州が単独の株式保有者になります。
同社研究所「the Institut de recherche d’Hydro-Québec (IREQ)」は蓄電池を含む電力分野での研究開発を行っています。
参考記事
Hydro-Québec to build hydrogen electrolyzer facility powered primarily by hydropower