2021年、新しく発電を開始する電力の70%はソーラーと風力

音声解説はこちらをどうぞ。

 

 

米国エネルギー情報局(EIA)2021年に新しく稼働する発電所から発電される電力39.7GWのうち、ソーラーと風量発電が占める割合が70%になることを発表しました。それぞれの割合は以下の通り。

 

  • ソーラー:39%、
  • 風力:31%

 

ちなみに、2021年に運開する原子力発電はアメリカ ジョージア州にあるボッグトル原子力発電所の3号機だけです。

 

太陽光発電

2021年は15.4GWの追加を予定しており、過去最高になる予想です。

 

2020年は12GWだったので、それを超える伸びを見せています。

 

風力発電

2021年は12.2GWの運転開始を予定。

 

本年早々には、ヴァージニア州でパイロットプロジェクトとして実施されていた12MWの洋上風力発電も営業運転を開始します。

 

天然ガス

2021年は、6.6GW分の追加を予定しています。

 

主な発電方式の内訳は以下の通り。

  • コンバインドサイクル発電:3.9GW、
  • ガスタービン発電:2.6GW

 

蓄電池

EIAは実用規模のバッテリー容量は約4倍になると予想しています。

 

2021年は、4.3GW分の新たな営業運転を予定。

 

バッテリー容量の急速な上昇は、再生可能エネルギーの伸びと関係しています。ソーラーや風力といった発電方式にはバッテリーが不可欠であり、それらと合わせて成長しています。

 

参考記事

EIA: Solar, wind carrying 70 percent of newly operational power generation in 2021

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