記事を読んでほしい方
- 火災保険に入っているが、内容を理解していない、
- 地震保険ってなに、という人、
- どこの保険がわかりやすいのかを知りたい人。
音声解説はこちらをどうぞ。
わからずに入っていた住宅の保険
火災保険を見直しました。
というのも、今年はコロナウイルス感染症のパンデミックの影響で、海外出張が全てキャンセルとなり、収入が減ってしまいました。
それを補填するためにも、今年1年間で固定費を全部見直しました。
- クルマを売却、
- 医療保険を解約、
- 火災保険の見直し。
今日は、最後の段、火災保険の見直しについて、ご紹介していきます。
まず、そもそも保険の性質を理解しておきましょう。
火災保険の本質は、住宅の復旧
火災保険の目的は、災害時に破損した住宅を修理復旧することが目的です。
基本、住宅価格と同等の保証を建物に、その半額程度を家財にかけます。
火災保険とは名前がついていますが、火災だけでなく他の天災、人災への対策もできます。ですが、オプションとなっていることが多く、以下の災害全てをカバーするには、それなりの金額を支払う必要があります。
- 火災、
- 水災(川の氾濫)、
- 風災(台風時に風で飛んできたものでの被害)、
- 雪害(雪の重みによる住宅の倒壊)、
- 上層階からの水漏れ(マンション等)、
- 騒擾(暴動行為による被害)、
ここで注意したいのが、地震に起因する災害(延焼等)には使えない、ということです。
日本では地震が多く発生しますが、火災保険では地震後の災害では、この火災保険は使えません。
そこで地震保険が登場します。
地震保険では、住宅は完全復旧できない
地震保険は、地震が原因で住宅がダメージを受けたときに保証される保険です。
- 地震による倒壊、
- 地震後の火災、津波
ここで1つ注意したいのが、保証は火災保険の半額までしかカバーできないことです。
どういうことか?
住宅に2,000万円の火災保険をかけていたとすると、地震保険は1,000万円までしかかけられません。
つまり、地震によって住宅が全壊してしまっても半額しか支払われませんので、完全に元通りにすることができないのです。
これってどうでしょう?
わたしは、これを改めて知ったとき、中途半端としかいいようがないと思いました。
たしかにお金をもらえるのはうれしいですし、生活の足しにすることもできるでしょう。
しかし、直し切ることができないお金をもらっても、おそらく、不快な気持ちになることと思いました。
それを感じ、今回の見直しを決めました。
保険の本質を理解しての見直し
火災保険はそのまま
まず、火災保険はそのままです。
こちらは、家を災害から守るための機能を十分果たしていると思っています。
地震保険は廃止
問題は地震保険。
先の説明の通り、半分しか戻ってこず完全修復ができないのであれば不要と判断し解約しました。
また、わたしが住んでいるのは2019年に建設されたタワーマンションで免震構造にもなっています。
わたしが思うに、わたしが住むマンションが壊れるほどの地震が起きたら街は壊滅状態でしょうし、そうなれば保険金が支払われることも怪しくなってくる、というのも一因です。
であれば、その費用は自分でカバーすべく、保険料を投資に回すことにしました。
個人賠償、汚損・破損特約を付与
それらに加え、以下2点を追加しました。
- 個人賠償1億円、
- 汚損・破損保証。
個人賠償1億円
この保険が適用される場面は以下のような場合。
- 自転車で他人をケガさせてしまった、
- 店舗の商品を壊してしまった。
そういった場合に、保証対象となります。
個人賠償は、もともと医療保険に付加されていました。
しかし、今年はそれも解約してしまったので、実質半年ほど、無保証になっていました。
ま、自転車は乗らないですし、コロナウイルス感染症のパンデミックで旅行なども、行かなかったので、良かったです。
今後、子どもが壊したり、自転車に乗り出すことを想定し、火災保険特約に付与しました。
都市部では自転車を運転する際に必須になっているこの保険。
自転車保険として単独でも販売されています。
しかし、火災保険特約で加入したほうが安く入れます。
汚損・破損保証
こちらの適用場面は、以下のような感じ。
- 子どもがテレビを倒した、
- 壁に落書きをした。
大きくなれば、そのような情景がカンタンに思い浮かびますね。
なので、これらを付与。
家具や壁紙は、毎日目に触れるものですから、直さない訳にはいきません。
お金を気にせず直したいですよね。
まとめ:内容を理解し、必要な分のみを保険でカバー
万が一の災害から守る保険。
住宅へかける火災保険、地震保険はとくに重要です。
知らないで入っていると、”直せると思って入ったのに、実は適用外だった”、なんてことも。
ぜひ、再確認してみてください。
ちなみに、わたしはもともと勤務する会社生協が運営するものに入っていました。
しかし、そこまで魅力的ではないものでした。
”その会社に勤める人しか入れない生協の商品であれば良いものに違いない!”、と思っていたわたしにとっては驚き以外の何物でもありません。
これも、考えることを止めた盲信の1つですね。
いろいろ検討し、楽天損保へ切り替えました。
楽天ポイントも貯まりますし、保証内容がわかりやすく、料金も抑えられるのがメリット!
保険って、敢えてわかりにくく書いているのでは、と疑うような記載ですが、楽天はそうではありません。
挿絵でわかりやすくなっているので、オススメです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
Have a lovely evening!!