記事を読んでほしい方
- PMP(Project Management Professional)の取得を目指している、
- プロジェクトマネジメントに興味がある、
疲弊だけが残ってしまう、、、
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前回の記事で、プロジェクトとは”通常業務とは異なる独自の目標を達成するために、期間限定で行う業務”ということを紹介しました。つまり、普段の業務のような「売上を伸ばす」というような、会社全体の大きな目標ではなく、もっと限定的で、わかりやすい目標になることが多いです。たとえば、「新設部署のためのオフィス設立」などです。
しかし、これでも個人の業務に落とし込むとまだまだ漠然としすぎています。これでは、個人がなにをすべきか明確になっていません。それぞれが思い思いに作業をし、まとまりがない成果物ができてしまいます。
結果して、作業量の割に成果が少なく、また個人にしても、成長が少ないプロジェクトになってしまいます。
では、それを避けるには、どうすればよいでしょうか。
それは、優先順位を決め、きちんとしたルールを決めることです。
QCDの優先順位を決める
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- Q:Quality(品質)
- C:Cost(コスト)
- D:Delivery(時間)
の3つを的確にコントロールすることが大事です。また、
- そのプロジェクトで最優先するもの(必達目標)はどれか、
- 2番目に優先するもの(努力目標)
- 容認できるもの。
を意識的に決めることも重要です。
大抵のプロジェクトでは、上記のQCDすべてが最重要とされ進められます。しかし、結果して、うまく行かないことが多いです。現実的な目線でプロジェクトを見ていないからです。
プロジェクトごとに、優先されるべき項目は異なります。それを最優先にすることで、まずゴールが見えてきます。
プロジェクト目標の文書化
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具体的には、下記の内容をしっかり抑えることが重要です。
プロジェクト内の基本ルールを決める
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この辺は最低限として、決めておきたい項目です。
まとめ:ゴール以外にもしっかりルール化が重要
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日本のプロジェクトでは得てしてゴールだけが決まっていることが非常に多いです。そのせいで、プロジェクトの進捗が思うように進まないこともよくあります。
早くすすめることはたしかに大事です。しかし、プロジェクトを行うからには、成果物や人材育成にもこだわっていきたいですよね。
プロジェクトマネジメントの力は、プロジェクト運営中だけでなく、その後にもつながっていきます。自分の力にして、役立てて行きましょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
Have a lovely evening!!