記事を読んでほしい方
- PMP(Project Management Professional)の取得を目指している、
- まだ勉強しはじめの方。
WBS (Work Breakdown Structure)とは
WBSは「作業分解図」のことです。プロジェクトを完了するために必要なすべての作業を、階層的な系統図で表したものになります。
一番上にプロジェクトの目標を書き、その下にツリー状にやることをレベルごとに書き出していきます。言うなれば、ToDoリストに書き出した項目をOrganization Chart(組織図)のようにツリー状に作業項目を表したもの。そうすることで、作業の全容を把握することができるようになります。
WBS はプロジェクトチームのメンバーが集まって作るほうがよいです。作業内容の洗い出しなので、複数人でやると抜け漏れをなくすことができます。
WBSで業務を可視化する
プロジェクトを完了するために必要な作業は、すべてWBSに書き出します。つまり、WBSに洗い出していない作業はプロジェクトに含まないことを意味します。
WBS は個々の作業工数を見積具体的な計画を立て、実行していくための基礎となります。大きなプロジェクトほど、段取りが重要ということになります。
プロジェクト全体の業務量を見渡す
作業の分解は一つ一つの作業工数が見積もりできるレベルまで行います。パッと見で作業内容がわかるレベルまでに落とし込んでおかないと、途中でメンバー交代があった際など、プロジェクトが中断しかねませんので。
作業の大きさの目安としては、ひとつの作業に対し、工数が最大で1週間程度にすると良いです。あまりに広すぎるとわかりにくくなりますし、かといって細かすぎるのも、WBS作成作業に時間がかかりすぎてしまいます。
WBSはプロジェクトをすすめる上での1ステップ、これを作成することがプロジェクト完成ではありません。
まとめ:まずは業務を見える化しよう
飲み会の幹事を行ったり、旅行のプランを計画したりと、小さなプロジェクトでは自然とやることが思いつくものです。つまり、頭の中でWBSを作っているのです。
しかし、プロジェクトが大きくなるほど、また未体験なものでは、そうもいきません。
まずは紙に書き出し、プロジェクトの全容を掴むことがプロジェクトを始める上での第一歩になります。
何事もはじめが肝心です。しっかり計画を立てて、実行に移しましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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