親子で楽しむ栃木ローカル線の旅|烏山線に乗って小さな冒険へ

親子で楽しむ栃木ローカル線の旅|烏山線に乗って小さな冒険へ

休みの日になると、子供から「どこか連れて行って!」とせがまれます。

 

親としてもどこかに行きたい気持ちはあるのですが、お金をかけずに楽しく過ごせる場所を見つけるのは意外と難しいものです。

 

幸いにも、まだ年中の子供は電車に乗るだけでも十分なレジャーになります。

 

今回は、栃木県を走るローカル線「烏山線」に乗りに行ってきました。

 

烏山線とは?

烏山線は、宇都宮駅から烏山駅までを結ぶ、営業距離20.4kmの短い路線です。

 

日中は2時間に1本しか運行がないため、途中下車すると次の電車までかなり待たなければなりません。

 

そこで今回は、始発の宇都宮駅から終点の烏山駅まで乗り通し、そのまま折り返す作戦を立てました。

 

これなら無駄に待たされることなく、電車の旅を満喫できます。

 

宇都宮駅から烏山駅までは約40分。

 

子供が「運転席の後ろで景色を見たい!」と言うので、40分間ずっと抱っこし続けることに…。

 

なかなか過酷でしたが、こういう時間もいずれなくなると思うと、親として頑張るしかないですね。

 

終点の烏山駅では約20分間の滞在時間。

 

駅前にある鮎の塩焼き屋さんに興味津々でしたが、子供の興味は別のところにあったため今回は断念。

 

ちなみに、鮎の塩焼きはたったの230円と、とても良心的な価格でした。

 

烏山線の見どころは「電車」そのもの!

烏山線で何より注目したいのは、走っている電車です。

 

もともとはディーゼルカー(気動車)が走っていた路線ですが、2017年から蓄電池電車「EV-E301系(愛称:ACCUM)」が導入されました。

 

この電車、珍しい蓄電池電車であり、架線のある区間(宇都宮~宝積寺)ではパンタグラフから充電し、
非電化区間(宝積寺~烏山)では蓄電池の電力で走行します。

 

途中の宝積寺駅では、パンタグラフを上げ下げする光景が見られるので、鉄道好きにはたまらないポイントです。

 

また、ローカル線ならではの短尺レールが使われているため、 常に「ガタンゴトン」というリズミカルな走行音が楽しめます。

 

これだけでも、鉄道好きでなくても乗りに行く価値は十分にありますよ。

 

終点の烏山駅での充電中のACCUM。日本全国でも珍しく、こんな景色が見られるのは烏山線のメリット。

 

途中下車スポットも発見

今回の往復では途中下車しませんでしたが、電車から見える景色の中に気になるスポットもありました。

 

例えば、大金駅のすぐそばには道の駅のような施設がありました。

 

 

また、鴻野山駅の前にはリーズナブルな中華料理屋さんも。

 

 

どちらも、次回の旅では立ち寄ってみたいと思います。

 

ちなみに、

 

  • 鴻野山駅なら、上り列車まで約50分の待ち時間があり、食事をして戻るにはちょうどいい感じ。
  • 大金駅でも30分ほどの滞在時間が取れるので、少し散策するには十分です。

 

普段なかなか降りないようなローカル駅で、町を歩いてみるのも一つの旅の楽しみ方ですね。

 

まとめ

今回の烏山線の旅、子供と一緒に電車に乗るだけでも大満足の小旅行になりました。

 

烏山線は、土日であればある程度乗客もいますが、やはり経営的には厳しい状況にあるようです。

 

いつまで乗れるか分からない路線だからこそ、今のうちにしっかり楽しんでおきたいと思いました。

 

また次回、子供に「電車乗りに行こう!」と言われたら、今回気になったスポットで途中下車して、さらにディープなローカル線旅を楽しみたいと思います。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

Have a lovely evening!!

 

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子どもとは、これまでも、これからも、旅を続けていきます。

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