【年収600万円UPの転職術】転職成功の秘訣:内定(オファー)をもらってからが条件交渉の本番

「内定」
メールの件名にその二文字が見えた瞬間、全身の力が抜け、思わずガッツポーズ。
長い戦いが、ついに終わった…。
そう思っていませんか?
本当におめでとうございます。
まずは、その勝利を心から祝福します。
でも、まだ喜ぶのは少しだけ早い。
あなたの転職活動における、最も重要で、最もエキサイティングな「最終決戦」は、今、始まったばかりなのです。
【第一章】最終交渉 — あなたの「勝利」を最大化する技術

内定通知書(オファーレター)は、「決定通知」ではありません。
それは、企業側からの「交渉開始の合図」です。
ここでどう動くかで、あなたの未来の年収と働き方が決まります。
Step1:オファーレターを「分析」せよ
まずは送られてきたオファーレターを冷静に分析します。
確認すべきは以下の項目。
回答期限は通常1週間ほどです。
オファーレター(内定通知書)で確認すべき項目
- 年収: 手当は含まれているか?想定より低い場合、交渉の余地はないか?
- 勤務体系: リモートワークの頻度など、聞いていた話と相違はないか?
- 入社時期: 現職の有給消化を考慮した、あなたにとってベストな日付か?
複数社から内定を得ているなら、ここは強気で交渉できるチャンスです。
Step2:「オファー面談」という名の最終偵察
必須ではありませんが、わたしはオファー面談の実施を強く推奨します。
これは、面接では聞けなかった本音を、リラックスした雰囲気で確認できる最後のチャンスです。

実際に、チームはどんな雰囲気ですか?

入社後、最初に期待される成果は何ですか?
この面談で、面接時には見えなかった職場のリアルな空気を感じ取ることができます。
転職後のミスマッチという最大の失敗を避けるためにも、手間を惜しまず実施しましょう。
【第二章】円満退職 — 古い戦場から、敬意をもって去る技術

最高の条件を勝ち取ったら、次は「退職」というミッションです。
「立つ鳥跡を濁さず」。
円満退職は、あなたのプロフェッショナルとしての価値を未来永劫守る、最後の仕事です。
円満退職への道
- 意志は、毅然と伝える: 上司からの引き止めにあっても、感謝を伝えつつ、決意が固いことを毅然とした態度で示します。
- 証拠を残す: 口頭で伝えた後、必ずメールでも退職の意向を送り、正式な証拠を残しましょう。
- 引継ぎは完璧に: 速やかに引継書を作成し、後任者が困らないように誠実に対応します。あなたの最後の仕事ぶりが、あなたの評価を決めます。
有給休暇の完全消化は、あなたの法的な権利です。
引継ぎを盾に取得を拒否されることがないよう、計画的に進めましょう。
【第三章】新しい戦場へ — 転職先で最高のスタートを切る心得

転職はゴールではなく、新しいキャリアのスタート地点です。
新しい職場で最高のスタートを切るために、わたしが意識していることを共有します。
新しい職場で心がけること
- 名前を呼んで挨拶する: 小さなコミュニケーションが、信頼関係の第一歩です。
- 前職と比較しない: 「前の職場ではこうだった」は禁句。新しい場所の文化を尊重し、まずは適応する努力をしましょう。
- 実績を意識的に作る: 日々の業務の中で、「職務経歴書に書ける実績は何か?」を常に意識する。これが、あなたの市場価値を高め、次のステージへと繋がっていきます。
【まとめ】

転職活動の成功とは、単に「内定」を得ることではありません。
内定を最高の条件に変え、今の職場に感謝されながら去り、新しい職場で輝かしいスタートを切る。
その全てを成し遂げて初めて、「転職成功」と言えるのです。
あなたは、厳しい選考を勝ち抜いてきました。
その勝利を、最大の成果に変えるための最後のステップ。
このプレーブックが、あなたの輝かしい未来への、最後の後押しとなれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
Have a lovely evening!!
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転職、各フェーズごとの詳しい対策については、それぞれ以下の記事で解説しています。
①転職の全体感をつかみたい(転職してみたいけどどうすれば、と思った方向け)
②転職スタート~エージェント登録
③求人エントリー~面接
④面接対策