ビットコインvs株式投資—どちらが早くお金持ちになれるか?!
お金持ちになる方法は無数にありますが、誰しもできるだけ早く、楽に達成したいものですよね。
最近では、株式投資やビットコインといった方法が多くの注目を集めています。
しかし、選択肢が多いということは、そこには必ず優劣が存在するはず。
では、どちらが一番手っ取り早くお金を稼げるのでしょうか?
今回は、私自身の経験と調査結果を基に、このテーマを深掘りしてみます。
お金持ちになるために注目すべき2つの要素
お金を増やす手段を比較する際、重要な要素は多岐にわたりますが、ここでは特に注目すべき「2つのポイント」に絞ります。
それは資産のボラティリティと税金です。他にも、入金力やリスク許容度などが考えられますが、今回はこれらを脇に置きます。
ちなみに、私の場合は年収が1,000万円を超えているため、入金力はそれなりに高く、また普段あまり資産額を気にせず生活できているため、リスク許容度も高いほうだと考えています。
こうした背景を踏まえ、ボラティリティと税金の観点からビットコインと株式投資を比較していきます。
ボラティリティ(価格変動性)
ボラティリティとは、価格変動の度合いを表します。値動きが大きいほど、大きな利益を得られる可能性がありますが、損失のリスクも比例して高まります。
ビットコイン
ボラティリティが非常に高い資産の代表格です。一夜にして資産が倍増する可能性もあれば、逆に0になるリスクもあります。過去には大幅な価格上昇を見せたこともあり、多くの人を魅了していますが、その安定性は株式に比べて劣ります。
株式投資
ボラティリティはビットコインほど高くありませんが、安定的に資産を増やすことが期待できます。個別株においては値動きが激しいものもありますが、インデックス投資やETFを選べば、長期的に安定したリターンを目指せます。
税金
利益にかかる税金も、資産運用の成否を大きく左右します。
株式投資
国内株式の売却益や配当金には、一律約20%の税金(所得税15%、住民税5%)が課されます。このため、税率が安定しており、計画的な運用がしやすいと言えます。
ビットコイン
売却益は”雑所得”として計上され、累進課税の対象となります。つまり、所得が多ければ多いほど税率が高くなり、最大で約45%にも達します。私のように年収1,000万円を超えている場合、ビットコインの売却益にかかる税金負担はかなり重いものとなります。
ちなみに、雑所得は他の所得と合算されるため、サラリーマンとして働いている間は税負担が重くなりがち。一方で、FIREを達成して無収入状態になれば、税率を下げることが可能です。
株式投資が有利な理由
これらを踏まえると、私の結論は明確です。特に高収入のサラリーマンがいち早くFIREを目指す場合、ビットコインよりも株式投資が現実的で確実な選択肢となります。理由は以下の通り。
ビットコインより株式投資が有利な理由
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ビットコインはボラティリティが高く、短期間で大きな利益を得る可能性がある一方で、資産がゼロになるリスクもある。
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高い税負担を考慮すると、ビットコインのリターンを最大化するのは難しい。
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株式投資は税率が安定しており、長期的なリターンを計算しやすい。
仮に手取り1億円を目指す場合、税引き後の効率を考えれば、株式投資のほうが現実的であると考えます。
それぞれの場合における、単純に手取り1億円を得たい場合に必要な利益額を以下に示します。
比較:ビットコイン vs 株式投資
利益手段 | 必要利益額 | 税率(最大) | 税額 | 手取り額 |
ビットコイン | 約2.2億円 | 約55% | 約1.2億円 | 約1億円 |
株式投資 | 約1.26億円 | 20.315% | 約2,560万円 | 約1億円 |
これを見てもわかるように、圧倒的に株式投資のほうが少ない金額で1億円を得ることができます。
最後に
昨今、ビットコインの価格上昇がニュースを賑わせ、追加投資を検討している方も多いでしょう。
しかし、税金を含む総合的なコストを考えると、サラリーマンが選ぶべき道は明確です。
自分の収入やリスク許容度を踏まえた上で、最適な資産運用の方法を見つけてください。
私自身、これからも株式投資に全力で注力していきたいと思っています。
そして、資産形成を通じて、より良い未来を目指していきましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
Have a lovely evening!!
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不動産投資もわたしはやりません。こちらは利回りよりも安全性の観点から株式投資よりも乏しいと判断しています。
株式投資に関しても、いろいろ試行錯誤を重ねてここまできました。自分なりの投資スタイルを確立するまで、だいぶ時間がかかりました。