夫婦で一生仲睦まじく生活することは可能なのか?
最近、ふとしたときに考えることがあります。
「このまま夫婦生活を続けていいのだろうか?」と。
結婚したときは希望に満ちていても、年月が経つにつれて不安や疑問が浮かんでくることは誰しも経験するのではないでしょうか。
特に、自分の旧友たちが離婚を経験したり、周囲で離婚した人の話を聞いたりすると、「自分の家庭も、もしかしたら大差ないのでは?」と思わずにはいられません。
表面上は穏やかに見える夫婦生活も、実際には我慢や妥協の上に成り立っているのではないかと考えてしまいます。
冷え込んだ夫婦関係の現実
周囲の夫婦の話を聞いていると、正直なところ冷え込んでいる家庭が多いように感じます。
夫婦の会話がほとんどなく、必要最低限のやり取りも子供を通じて行われているという家庭も珍しくありません。
さらに驚くべきことに、同じ家で生活しているにもかかわらず、相手がいないものとして生活している夫婦もいるようです。
それぞれが自分の分の炊事や洗濯をこなし、生活費だけを折半している関係性は、もはや「ルームシェア」と言った方が近いかもしれません。
こういった状況を聞くと、私は心底嫌だと感じます。
確かに、我慢することは決して悪いことではありません。
しかし、合わない関係を無理に続けるよりも、新しい出会いに目を向けることの方が建設的だと思います。
ただ、なぜ多くの人がその一歩を踏み出せないのかというと、仕事やプライベート、趣味など、他のタスクに時間を取られたり、新しい相手を見つけること自体を諦めてしまっているからではないでしょうか。
結婚相手は「赤の他人」である現実
大人になると、子供の頃のようにすぐに友達ができるわけではありません。
同様に、家庭内での不満や問題を気軽に共有できる場が少ないのも事実です。
そして、結婚相手というのは元々赤の他人であり、価値観がすべて一致するわけではないのは当然です。
大切なのは、違う部分を無理に合わせようとして歯車を回し続けるのではなく、過去の失敗を踏まえ、どうやったらより良い夫婦関係、家族関係を築けるのかを話し合う姿勢ではないでしょうか。
一緒に住んでしまうと、どうしても緊張感が薄れてしまうもの。
しかし、それを放置していては何も改善されません。
冷え切った家庭をそのまま放置するのか、それとも新しいルールや取り組みを導入して変化を促すのか。
話し合うことを怠り、現状を変えることに抵抗を感じるのであれば、最終的には別々の道を選ぶことも選択肢の一つだと思います。
年月が変える価値観と決断
初めて結婚したときは、お互いにわからないことだらけです。
時には世間体や周囲の期待を意識して、なんとなく結婚に至る場合もあるでしょう。
そして、年月をかけて、お互いの価値観や考え方をすり合わせるも、それらは常に変わっていくもの。
そうなれば、当時の決断が今の自分にとってベストかどうかが変わってくるのは当然です。
私自身、こうした状況を考えると、「相手を変える」という選択肢も視野に入れるべきではないかと思います。
青臭い考えだと思うかもしれませんが、仲睦まじい夫婦が一定数以上存在していることを考えると、いつまでも仲良く居続けられる夫婦関係を見つけることは理想論ではないはずです。
長い人生をどう生きるか
人間は誰しも失敗をします。
生涯の伴侶を選ぶときにおいても例外ではありません。
しかし、失敗を糧にして新しい出会いや生活を模索することは決して悪いことではないと思います。
特に、現代では人生の寿命が大きく伸びています。
長い人生の中で、ただ「我慢」の期間を延ばすだけではつまらないものになってしまうでしょう。
むしろ、新しい希望に向かって前進することこそ、次の時代の新しい生き方ではないでしょうか。
一生仲睦まじく生活するためには、お互いが常に成長し、変化に向き合う努力をし続ける必要があります。
それが難しい場合、勇気を持って新しい人生を選ぶことも、一つの正しい選択肢なのかもしれません。
仲睦まじい夫婦生活を実現するには、ただの運命論に頼るのではなく、意識的な努力と行動が求められる時代なのです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
Have a lovely evening!!
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子供と2人いっしょにいるときは、とても楽しいんですけどね。