【時を超えて】エジプトの思い出のシーシャを東京で吸ったら、懐かしくて少し違った話

【時を超えて】エジプトの思い出のシーシャを東京で吸ったら、懐かしくて少し違った話

カイロの朝。

 

通勤途中に通りかかる喫茶店の軒先で、おじいさんたちがシーシャ(水タバコ)をくゆらせている。

 

仕事前の慌ただしさとは無縁の、あの、時間が止まったかのような、のどかな煙の香り…。

 

エジプトに駐在していた頃、週末にシーシャを囲んで過ごす、あのゆったりとした時間が、わたしは大好きでした。

 

日本に帰国して数年。

 

ふと、あの煙と時間が恋しくなり、同じくエジプトに駐在していた先輩を誘って、東京で「あの日の時間」を探してみることにしました。

 

舞台は東京・新橋。思い出の香りを求めて

お邪魔したのは、サラリーマンの聖地・新橋に居を構える「新橋シーシャラボ」さん。

 

果たして、ここでエジプトを感じることはできるのでしょうか。

 

 

メニューを開いてまず驚いたのは、そのフレーバーの豊富さ。

 

定番のフルーツ系から、なんと「ひのき」なんていう日本らしい香りまで、100種類以上!

 

わたしたちは、あの頃に戻るように、エジプトでいつも頼んでいたフレーバーを注文しました。

 

先輩はアップル、わたしはレモンミント。

 

懐かしい香りが立ち上り、思い出話に花が咲きます。

 

【発見①】クオリティの日本 vs コスパのエジプト

そして、吸い始めてすぐに、決定的な違いに気づきました。

 

それは、フレーバーの持続時間です。

 

エジプトでは、30〜40分もすれば味が薄くなってしまうのが当たり前でした。

 

しかし、ここのシーシャは、なんと2時間近くも美味しい煙を楽しめるのです。

 

「日本のシーシャ、すげえ!」と、先輩と二人で顔を見合わせてしまいました。

 

もちろん、価格はエジプトの10倍近くします。

 

日常的にふらっと立ち寄れたカイロのカフェと比べると、コスパでは比べ物になりません。

 

しかし、このクオリティの高さは、その価格を払う価値があると感じました。

 

【発見②】飲み放題に持ち込みOK?!日本流「おもてなし」スタイル

さらに驚いたのが、日本のシーシャバーならではのサービスです。

 

「新橋シーシャラボ」さんのいいところ

  • ソフトドリンクが飲み放題!
    シーシャを吸っていると喉が乾くので、これは本当に嬉しいポイント。
    いちいちドリンク代を気にする必要がありません。
  • 食べ物の持ち込みがOK!
    エジプトでは、シーシャのお供といえば紅茶くらい。
    食べながら吸うという文化はありませんでした。
    今回はポテトチップスなどを持ち込み、スナック片手にシーシャを楽しむという、なんとも新鮮な体験ができました。

 

 

この自由なスタイルは、高品質なサービスを追求する、日本ならではの「おもてなし」なのかもしれません。

 

【結論】東京で「エジプトの時間」は味わえたのか?

唯一のデメリットは、やはり価格の高さです。

 

シーシャはあくまで嗜好品。

 

お腹がいっぱいになるわけではありません。

 

では、今回の訪問で、あの懐かしい「エジプトの時間」は味わえたのか?

 

答えは、「半分YESで、半分NO」です。

 

カイロの路上カフェで、喧騒をBGMに数百円で吸えた、あの気だるい時間そのものを、東京の洗練されたビルの一室で完全に再現することはできません。

 

でも、懐かしい香りと煙の中で、旧友とエジプトの日々を語り合う。

 

それは、値段以上の価値がある、「東京でできる、最高のエジプト体験」だったと、わたしは思います。

 

【まとめ】

東京のシーシャバーは、エジプトのそれとは少し違う、新しい楽しみ方ができる場所でした。

 

価格は張りますが、高品質なシーシャと、気の置けない友人との会話は、日々の疲れを癒す最高のリフレッシュになります。

 

エジプトが恋しくなったら、またあの煙を吸いに行こう。

 

そう心に誓った、素敵な夜でした。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

Have a lovely evening!!

 

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シーシャはエジプトでの数少ない楽しみ。

 

エジプト人は、宗教上お酒は飲みませんが、シーシャは吸います。なので、いたるところで吸っている人を見かけます。

 

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