転職成功のカギ!面接突破のために押さえるべきポイントとは?
転職活動を始めるとき、まず頭に浮かぶのは「職務経歴書の作成」や「よい転職エージェントの探し方」だと思います。
このスタート地点に関して知りたい方は、ぜひ「転職で年収アップを目指すなら、まずは〇〇を攻略せよ!」を読んでみてください。
本記事では、企業にエントリーしてからのプロセスにフォーカスを当て、具体的なステップを紹介していきます。
また、前記事でも触れていますが、私が転職で最も重要だと思うのは「転職エージェント選び」です。
その理由についても、今回改めて解説していきますので、初めて読む方もご安心ください。
【結論】転職成功の鍵は「エージェント選び」にかかっています
転職活動をスタートする際、どの転職エージェントを選ぶかが、成功への分かれ道になります。
質の高いエージェントを見つけ、適切なサポートを受けることが、希望のポジションと年収アップにつながる転職を実現するための第一歩です。
ここで言う”成功”とは、単に転職するだけでなく、自分が望むポジションで、現状より高い年収でのオファーを得ることです。
転職の各ステップを再確認していきましょう。
求人情報の閲覧とエントリー
求人情報を閲覧しエントリーする際には、ただ応募するだけでなく、事前のリサーチが極めて大切です。
ここでのポイントは、相手を知り己を知れば百戦危うからずという孫子の兵法に基づく考え方です。
相手(エントリー先が求めている人物像)を知り、己(自分の得意、不得意)を知れば、面接だって怖くありません。
企業研究
- 企業の理念やビジョン、社長のメッセージ、これまでの実績を確認し、自分がその会社でどう活躍できるかを明確にします。
- 企業のホームページだけでなく、SNSや知人の情報も活用しましょう。
- ただし、企業の評判サイトはあまり頼りにしない方が良いです。感想は人それぞれだし、特に外資系企業では過去と現在の状況が大きく異なることが多いからです。
面接対策
- 志望動機や退職理由、前職で達成したことなどを原稿にして声に出して練習することが非常に重要です。
- エージェントや家族に協力してもらい、フィードバックを受けながら実際の面接をシミュレーションしましょう。
- 練習を重ねることで、面接通過率が20%アップするというデータもあります。
書類選考と一次面接(スクリーニング)
書類選考や一次面接は、自分の適性がその会社に合っているかを確認する場です。
特に一次面接では、以下のような質問がよく出されます。
スクリーニングでの質問
- なぜこの会社なのか
志望動機や退職理由、同業他社ではなくその会社を選んだ理由を熱意を持って伝えます。
自分がその会社で何を達成したいか、会社のミッションと関連させて話すことが重要です。 - これまでの仕事のやり方
直近での勤務経験や達成したこと、それによって感じた達成感を具体的に説明します。
そして、これらの経験が次のポジションでどう活かせるかを明確に伝えましょう。 - 企業文化への適性
自分の性格や趣味、長所と短所、周りからの評価を踏まえ、その会社の企業文化に自分がどうフィットするかをアピールします。
コミュニケーション能力の高さを示すことが面接通過の鍵です。 - 業界動向やライバル企業への理解
業界内での同社のポジションや、ライバル企業についての知識を持っていることを示します。
ライバル企業からオファーが来た場合の対応も考えておくと良いです。
面接選考(2次〜役員面接)
2次面接以降は、より専門的な知識や経験が問われます。
2次面接以降で聞かれること
- 専門的知識と経験
最も努力したことや、その困難をどう乗り越えたか、その後の成果と感じたことを具体的に話しましょう。
これまでの経験から、どんな目標を持って仕事に取り組んできたかを明確に伝えます。 - 目指すゴール
どんなポジションを目指しているのか、そのためにどんな行動を実践しているか、その理由をしっかり説明します。
自分のキャリアビジョンが会社の方向性と一致していることをアピールしましょう。 - 求人票に書かれているスキルや経験
求人票に記載されている必要なスキルに対して、自分がどのようにそのスキルを身につけたのか、そして実際にどのように活かしてきたのかを具体的に話す準備をしておくことが重要です。 - 最後に伝えたいこと
面接の終盤で「何か質問はありますか?」と聞かれることが多いです。
熱い思いを伝える機会なので、事前にしっかり考えておきましょう。
面接での注意点
面接は、自分という商品を売り込む場。
限られた時間で、いかに自分のスキルや経験を効果的にアピールするかが勝負です。
面接での注意点
- スキルや経験を強調する
自分が何をできるのか、その根拠となる経験や成功事例を具体的に話します。
また、そのスキルが応募先の会社の問題をどのように解決できるのかを考えておくと良いです。 - 自分の性格やメンタルの強さを伝える
自分の長所や短所を正直に伝え、会社の文化と自分の性格がどう合うかをアピールします。
相手にとって「一緒に働きたい」と思わせることが大切です。 - 自己アピールは少し大げさでもOK
日本人は自己評価が低めになりがち。
面接では多少大げさにアピールするくらいがちょうどいいです。
自分を全面的にアピールすることを恐れずに行いましょう。
面接でやってはいけないこと
面接での一番のNGは、ネガティブなことを言うことです。
例えば、退職理由で「上司の指示が曖昧だったから」などのネガティブな理由を挙げるのは絶対に避けましょう。
代わりに、自分がどう成長したか、次の職場でどのように活かしたいかを強調しましょう。
Aさんの退職理由(NG例)
現職では、上司の指示がとてもあいまいで、自分で考えて仕事をしてきました。
トライアンドエラーの繰り返しで、プロジェクトリーダーとしてのマネジメントスキルを身につけるために5年もかかってしまいました。
次の会社では、さらに経験豊富なリーダーのもと、より高度なスキルをより短期間で身につけ、海外で活躍できるリーダーになりたいと考えています。
Bさんの退職理由(ポジティブ例)
現職では、メンバー一人ひとりの独自性を活かし、始めの判断は全て個人に任せるスタイルをとっています。
おかげで、ゼロから自分で考え行動する力を養うことができました。
次の会社では、その判断に対し、ヒントや理論的な裏付け、時には別のアプローチなどの助言をもらいながら、より自分のマネジメントスキルを高めていきたいと考え、転職を決意しました。
逆質問の準備
面接では逆質問が非常に重要です。
「あなた(の会社)に興味がある」という姿勢を見せるためにも、積極的に質問を用意しましょう。
逆質問をしないと、その時点で不採用になるケースもあります。
逆質問
- 会社に関する質問
昇給の方法、チームの構成、今後の方針などを聞いてみましょう。 - 面接官に関する質問
その面接官自身のキャリアについて聞くのも有効です。
転職のきっかけや、会社に入社した理由などを質問することで、相手に関心を持っていることをアピールできます。
コラム:わたしが転職で最も大切にしていること、してないこと
最も大切にしていること:ポジションでの仕事内容
なにをやるポジションなのかが最も重要。
特に外資では、JD(Job Description:担当する業務内容や範囲、難易度、必要なスキルなどがまとめられた書類)が各ポジションに存在し、それを満たすことが絶対条件です。
逆にそれ以外はやらなくていいし、満たせなければクビもあり得ます。
確認しないこと:企業規模、年収レンジ
大企業=いい会社、中小企業=ダメな会社、ではありません。
このご時世、いくら大企業であっても潰れるし、いつかは廃れます。
仕事をする上で、会社規模は全く関係ありません。
また、年収レンジは採用する側の予算であり、万人に適用されるわけではありません。
現職からの比較であり、予算の上限額をもらえるのは稀です。
夢が膨らむだけなので、見るのを止めたほうが無難。
コラム:転職面接での出会い:ある会社での部長面接にて
以前、過去にエントリーした会社での話です。
私はもともと、その企業が求める人物像に合っていませんでした。
“同じ会社出身”という理由で、企業側が好意で面接をしてくれることになりました。
面接が始まって5分後、不採用の通知を受けましたが、その後も残りの時間を使って、転職に対する不安や今後のキャリアについて相談に乗ってくれ、貴重なアドバイスをいただきました。
今でもその方とは、人生の先輩として連絡を取り合っています。
どこに良い縁があるかはわかりません。自分で可能性を閉ざさず、まずはチャレンジしてみることが大切です!
まとめ
転職の成功には、入念な準備と自己理解が欠かせません。
特に、求人情報のリサーチ、面接でのアピール、そして転職エージェントの選び方は、転職活動の鍵を握っています。
面接では、企業文化やスキルの適合性をアピールし、逆質問で積極的に会社に興味を持っていることを示すことが重要です。
さらに、縁や出会いも大切にし、思わぬチャンスを逃さないことも転職活動で成功する秘訣です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
Have a lovely evening!!
➠関連記事
転職しようと思い立ってから行動を起こすのでは遅い。常に転職を意識して仕事をしていくのがキモです。
転職エージェントがなぜそこまで重要なのかは、別記事で詳しく解説しています。