転職で年収アップを目指すなら、まずは〇〇を攻略せよ!
転職活動を始めようとするとき、私たちは何から手をつければ良いのか迷うことがよくあります。
- 求人情報を集める?
- 履歴書や職務経歴書を作成する?
- 自分のスキルや経験を整理する?
確かに、これらも重要ですが、実際に転職を成功させるためには、もっと大事なことがあります。
本記事では、それを説明していきます。
転職を成功させるカギは「エージェント選び」──これが結論です。
転職活動を始める際に、最も重要なのは「どの転職エージェントを選ぶか」です。
エージェントの質が転職の成功率に大きな影響を与えます。
信頼できるエージェントを見つけ、しっかりとサポートを受けることが、転職成功への第一歩です。
なお、ここでいう”転職の成功”とは、ただ転職するだけではありません。
自分が希望するポジションに、現状よりも高い年収でオファーをもらうことを指します。
これまでの経験をここで振り返りつつ、転職活動のステップを再確認しましょう。
転職の軸を明確にする
転職の最初のステップは、自分の「転職の軸」を作ることです。なぜ転職をしたいのか、その理由を整理しましょう。
「近未来ゴール」と「最終ゴール」の二つの視点から考えます。
近未来ゴール:今回または次回の転職で達成したい具体的な目標例
- 年収をアップさせたい、
- 職場環境をリセットしたい、
- 成長産業にチャレンジしたい。
最終ゴール:自分のキャリアの最終目標、理想の姿のサンプル
- 年収1,000万円プレーヤー、
- 経営幹部やプロジェクトリーダー、
- 海外駐在員、
- 超一流のエンジニアやオフィスマネージャー。
これらのゴールを明確にしておくことで、転職活動の指針がぶれず、エージェントとも具体的な話を進めやすくなります。
職務経歴書の作成
次に、職務経歴書の作成です。
職務経歴書は、あなたのスキルや実績を相手に伝えるための重要なツール。
しかし、ここで気をつけたいのは、全ての経験を余すところなく書くのではなく、あくまで「興味を引くこと」を目的に作成することです。
基本的な書き方は以下の2つ。
- 案件ごとに記載する方法:プロジェクトや案件単位で詳細をまとめる。
- 部署ごとに記載する方法:所属していた部署を基準に業務をまとめる。
前者は技術職などで案件に所属して働く人向け、後者は総務や経理など部署ごとで役割が変わる人向けになります。
どちらの書き方でも、職場や案件の概要を簡潔に書いた後、次のポジションで活かせるスキルや経験を強調しましょう。
ここでのポイントは、あくまで「面接でさらに聞きたくなる内容」にすることです。
あまりにも詳細に書いてしまうと、採用側のイメージに合わずに書類選考で落とされてしまいます。
また、応募するポジションによって職務経歴書の内容を調整することも忘れずに。
例えば、リーダー職とエンジニア職では求められるスキルが異なるため、職務経歴書の記載内容もそれに応じて変える必要があります。
転職エージェント選びの重要性
転職を成功させるための最大のカギが、この「転職エージェント選び」です。
転職エージェントは、企業側と求職者をつなぐ重要な橋渡し役。
そのため、どのエージェントと組むかによって、転職活動の質は大きく変わります。
良いエージェントであれば、以下のようなメリットを享受できます:
良いエージェントを選ぶメリット
- 豊富な求人情報:質の高い求人情報により多くアクセスできる。
- 職務経歴書や履歴書の添削:より魅力的な内容に仕上げてもらえる。
- 面接対策:企業ごとに面接で求められるポイントや傾向を教えてくれる。
- オファーレター交渉:年収や勤務条件についても、エージェントが交渉を代行してくれる。
一方、質の低いエージェントに依頼してしまうと、十分なサポートが得られず、せっかくの転職チャンスを逃してしまいます。
ここで重要なのは、複数のエージェントに会い、比較することです。
面談を通じて、どのエージェントが自分に合っているかを慎重に見極めましょう。
エージェントの見極め方
エージェントを見極めるにあたって、自分の希望を明確に伝えることが、スムーズなやりとりにつながります。
以下の点を考慮しましょう:
- 連絡方法の設定:電話かメールか、希望する連絡手段、時間帯をあらかじめ決めておきましょう。
特に、仕事をしながら転職活動は、電話でのやりとりがストレスになることも多いので、メールやメッセージツールでの連絡を希望するのもポイントです。 - 担当者の相性:エージェントとの相性も非常に重要です。土日もしっかり連絡が取れるか、レスポンスが早いか、適切なアドバイスをくれるかなど、コミュニケーションの質をチェックしましょう。
- 信頼性の確認:SNSや転職サイトの評判も参考になりますが、直接話してみて信頼できると感じたエージェントに依頼するのが最も安心です。
特に、転職回数が多い場合や高収入を狙う場合、エージェントの質はさらに重要になります。
違和感を持った場合は、無理にそのエージェントと続けずに、他のエージェントに切り替えることが転職成功のためのカギです。
エージェント選びは、自分自身の第六感と判断力を信じましょう。
コラム:わたしが転職を考えたきっかけ
私が転職を考え始めたきっかけは、当時働いていた日系大企業での「安定した」日々の中にありました。
そのままの生活でも十分に満足できたはずですが、エジプト支店への赴任が大きな転機となります。
そこには日本人がわずか10名で、転職経験者たちと職場を共にする初めての機会でした。
支店長は五大商社での支店長経験者、副支店長は外資系企業で海外勤務経験も豊富な方、そしてプロジェクトマネージャーはプロパー社員ながらも上記のような人と交流を持つ非常に優秀なリーダーでした。
このような個性豊かで実績のあるメンバーたちから刺激を受け、私は「なんとなく」転職活動を始めることにしました。
彼らのようなキャリアを目指すかどうかは定かではありませんでしたが、何か新しいステップを踏み出したいという思いが芽生えた瞬間でした。
なぜ年収アップにこだわるのか
私が年収アップに強くこだわる背景には、住宅購入がありました。
購入時、「少し高いかな」と思いつつも、その物件の魅力に引かれて決断しました。
しかし、毎月の住宅ローンの返済額を目の当たりにし、当時の給料では余裕がなく、余暇に使えるお金がほとんどないことに気づきました。
副業で収入を補おうとブログやせどり、FXに挑戦しましたが、いずれもほとんど結果が出ず、むしろ精神的な負担が増えるばかりの日々が続きました。
さらに、私は数字で成果を測ることに強い達成感を感じるタイプの人間です。
働きやすさや職場環境の改善といった感情論では納得できない理系男子の典型かもしれません。
そのため、年収を上げることは自己満足にもつながり、父親や兄の年収を超えることも一つの目標となっていました。
年収アップで感じたこと
年収が上がったことで、確実に幸福度が向上しました。
まず、心にゆとりが生まれ、余暇を楽しむ時間ができ、結果として仕事自体も楽しめるようになりました。
一方で、もっと稼ぎたいという焦りも生じ、無駄遣いも増えていきました。
タクシーの近距離利用や友人との食事で奢る回数も増えつつも、次第にお金に対する執着心が大きくなっていくのを感じました。
それでも、年収アップは私にとって仕事に対するモチベーションを維持する大きな要因であり、さらなるキャリアアップを目指して挑戦を続けていく意欲をかきたてています。
転職に成功したいなら「エージェント選び」に妥協するな!
転職は人生における大きな決断ですが、その成功はどのエージェントを選ぶかにかかっています。
信頼できるエージェントを見つけることで、職務経歴書の作成から面接対策、オファー交渉まで、全てのステップでスムーズに進められます。
時間をかけて自分に合ったエージェントを選び、転職活動を成功に導きましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
Have a lovely evening!!
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